自分でエアコンをスプレー缶と水で掃除しよう!故障リスクや赤ちゃんに問題は?室外機のやり方も

エアコンを自分でスプレー掃除

業者にエアコン掃除を依頼すると、例えばおそうじ本舗なら11,000円(税別)、ダスキンなら13,000円(税別)と、結構な料金がかかります。

「自分でエアコン洗浄スプレー買ってきてエアコン掃除できないかな?」って思っている人も多いんじゃないでしょうか。

プロとしてエアコンの掃除を11年以上やってきた私の経験から、全くの素人でも安心してキレイに掃除する方法をご紹介します。

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自分でエアコンをスプレー缶と水で掃除

エアコンを自分で掃除するのに必要な道具はそんなに多くありません。

必要な道具はスプレー缶と水

エアコンをスプレー缶で掃除する時に必要なものは、

  • エアコン洗浄スプレー
  • 水の入った霧吹き
  • 養生用テープ
  • 養生用ビニール袋(45Lのゴミ袋)
  • プラスドライバー
  • 脚立(3段のものが最適)

このくらいあれば自分でエアコンの掃除ができちゃいますよ。

エアコンの外装カバーを外さないのであれば、プラスドライバーは必要ありません。

ただ、故障を防ぐのと仕上がりをよくするという意味で極力エアコンのカバーは外すようにしてください。

スプレーでエアコン掃除したら水でよくすすぐ

プロのエアコンクリーニング業者は口をそろえてスプレーでの掃除を否定します。

その理由は「洗剤分が残って詰まるから」です。

残った洗剤分は熱交換器のアルミフィンの間やドレンパンに溜まって固まってしまいます。ドレンホースの中にも残るので詰まって水漏れの原因となることもあります。

この詰まりを防ぐにはたっぷりの水でよくすすぐこと。

抗菌剤や防カビ剤が配合されているスプレーだと、水ですすぐと効果がなくなってしまうんじゃないかと心配かもしれませんが、含まれている抗菌剤や防カビ剤の効き目は限定的です。
洗剤分などが残ることが最もカビを発生させる原因になるので、お水でよくすすいだほうがよっぽどカビを防ぐことができますよ。

エアコンをスプレー缶で掃除する問題点

エアコンに洗浄スプレーや水を掛けて掃除する行為は、やり方を間違えると非常に危険です。

過去にエアコン洗浄スプレーを使用して発火したという事例もありますので、注意点を守って確実に作業するようにしてください。

機械的な問題以外にも、洗剤の入ったスプレーを使用することによる健康面へ注意点もあります。

エアコンスプレー掃除での故障リスク

家電製品に洗剤やお水を掛けて洗うわけですから、当然電気部品に掛かってしまうとショートして故障してしまうリスクがあります。

ただ、エアコンは構造上その内部に結露水が発生することを考慮に入れて設計されているので、余程のことがない限り壊れることはないので必要以上に怖がる必要はありません。

エアコン掃除の故障回避ポイント

・作業前に必ずコンセントを抜いておく

コンセントを抜いておかないと、電装品にお水などが掛かった瞬間にショートします。コンセントを抜いておけば、もし電装品にお水が掛かっても作業完了までに乾かしたりするなどの対応をする余地が出来ます。

・極力エアコンのカバーを取り外す

エアコンのカバーを外さないと、水しぶきが飛んだ時にカバーの内側を伝って電装品に水が掛かってしまいます。
カバーがあるのとないのとでは掃除のしやすさや仕上がりに格段の差がでるので、極力カバーを取り外すようにしてください。
このエアコンカバーの取り外しができないのであれば、無理せずエアコンクリーニングの業者に作業を依頼したほうが得策かもしれません。

エアコンのカバーの外し方は
「【自分でエアコン掃除】ダイキンやパナソニック等メーカー別本体カバーの取外し方」
を参考にして下さい。

・あまり隅まで汚れを追いかけない

フチの汚れは諦める潔さが大切です。
ほとんどの電気部品はエアコンの左右両端に寄せられています。
隅まで汚れを追いかけてしまうと、これらの電気部品に洗剤や水を吹きかけることになってしまうので、端から1センチくらい離れたところまででやめておきましょう。

自分でエアコンを掃除する時の注意点

エアコン掃除用スプレーの赤ちゃんへの影響

市販されているエアコン洗浄スプレーは比較的安全な成分しか含まれていません。

殆どは中性の製品で、界面活性剤が主成分なのでそれほど神経質になる必要はありません。

エアコンクリーニングの業者は主に強アルカリのエアコン専用洗剤を使用しているので、それに比べれば安全だと言えます。

それでも界面活性剤は油分などを分解してしまうため、手荒れや肌荒れを引き起こす原因になりますし、吸い込めば呼吸器に炎症を起こす原因にもなります。

特に赤ちゃんがいるご家庭では必ず別室に避難するか、しばらく外出しておくことをおすすめします。

エアコン掃除は赤ちゃんを守る

エアコン洗浄スプレーで掃除する時のリスクより、汚れたエアコンを使った空間に赤ちゃんを居させることのほうがはるかに危険です。

エアコンのカビによる重大な健康被害も

エアコンの汚れの殆どはカビです。

カビによる健康被害は多数報告されていて、感染症・中毒症状・アレルギー・シックハウス症候群などの原因となるとされています。

カビによる健康障害
感染症 カビが呼吸器や皮膚などで増殖することによる健康障害 白癬,口腔カンジダ症,侵襲性肺アスペルギルス症,クリプトコッカス髄膜炎など
中毒症状 カビ毒(マイコトキシン)による健康障害 アフラトキシンやオクラトキシンによる肝臓癌,腎臓癌など
アレルギー カビの胞子や菌体に対する過剰な免疫反応による健康障害 喘息,過敏性肺臓炎,アトピー性皮膚炎など
シックビル・シックハウス症候群 カビの代謝産物である揮発性有機化合物(MVOC)による健康障害 咳,湿疹,倦怠感・頭痛・めまいなどの不定愁訴

出典:独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
https://www.jniosh.johas.go.jp/

エアコンスプレーで室外機も掃除する

エアコン洗浄スプレーはアルミフィン用なので、室外機の掃除にも使えます。

室外機の汚れの殆どはホコリや砂、チリの付着です。

エアコンスプレーがなくても水だけで掃除することもできます。

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室外機掃除のやり方

室外機はその背面と側面の熱交換器(アルミフィン)から空気を吸い込んで、プロペラファンによって前方に吐き出しています。

後ろから空気を吸うので、ホコリが付くのは熱交換器の外側がほとんどということになります。

エアコン室外機の掃除の方法
室外機の後ろ側に詰まったホコリ

このホコリを取り除くには、まず掃除機とナイロンの硬めのブラシを用意して掻き出すようにしながら吸い取ります。

ホコリがこびりついてブラシで取れない時は、熱交換器の前面(内側)から外側に向けてスプレーや水を吹き付けましょう。

前面からスプレーや水をかけるのが難しいのであれば、ブラシでホコリを掻き出しながら散水ホースで水を掛けてもいいですよ。

エアコン室外機の分解掃除のやり方
天板と前面パネルを外してやると簡単ですが、外さなくてもできますよ。

室外機は台風の雨に打たれても壊れない

室外機にも電装基板やコンプレッサーなどの電装部品がありますが、台風などの風雨でも壊れない設計になっているので、洗剤や水をある程度勢いよく掛けても壊れる心配は殆どありません。

ただ、室外機の天板のすぐ下に電装基板があるので、下から上に向けてお水を噴射するのは避けてくださいね。

室外機の詳しい構造や役割については
「エアコン室外機の掃除の必要性や効果と頻度は?業者に頼まず自分で水をスプレーしてもいい?」
の記事を参考にして下さい。

おすすめのエアコン掃除スプレー3選

おすすめのエアコン掃除のスプレーを3つ紹介します。

アースの「エアコン洗浄スプレー」はどこのホームセンターやドラッグストアでも売っていると言っていいほどの入手のしやすさと価格の安さがおすすめ理由です。

「くうきれい」はネットなどでなければ入手しづらいものの、泡のフォームで送風ファンの掃除ができる数少ないタイプです。
ネットの口コミの評判も高評価です。

「エアコンクリーナーAG消臭プラス」はほぼネットでしか入手できませんが、洗浄成分がアルカリ電解水、つまり”水”なのですすぎをしなくても洗剤分が残って詰まるという不具合を起こしにくいのが特徴です。

アースの「エアコン洗浄スプレー防カビプラス」

エアコン洗浄スプレーの元祖とも言える最も有名なものです。

このスプレーはエアコンの熱交換器(アルミフィン)専用です。
吹出口のファンの掃除をしたい時は下に紹介している「くうきれい」を使用することをおすすめします。

ショーワの「くうきれい」

口コミの評価が高い「くうきれい」は泡のフォームでエアコンのファンの掃除ができるスプレーです。

泡の洗剤がしっかりとどまって汚れを落として、リンス用のスプレーで洗い流します。

流れ出る汚水を受ける養生シートが付属しているのも人気の理由です。

月曜から夜ふかしで紹介された「エアコンクリーナーAG消臭プラス」

マツコ・デラックスさんと関ジャニ∞の村上信五さんが司会を務める深夜番組「月曜から夜ふかし」で紹介されて話題になったエアコン掃除スプレーです。

特徴は他の2種類のスプレーと違って界面活性剤を含んでいないアルカリ電解水を使っていることです。

主成分のアルカリ電解水で汚れをおとして、銀コロイド(AG)と柿ポリフェノールで消臭します。

こちらも「アース エアコン洗浄スプレー」と同様、熱交換器(アルミフィン)専用になります。

自分でエアコンを掃除する手順

具体的なスプレー缶を使ったエアコン掃除の手順は他の記事に詳しくまとめています。

熱交換器(アルミフィン)と吹出口(ファン)の掃除のやり方を一通り順番に解説している記事
⇒「自分でエアコンクリーニング!プロがスプレー缶や100均道具で臭いとカビがひどいエアコンの掃除してみた。やり方や手順と道具も。

エアコンの吹出口と送風ファンをスプレー缶でお掃除するやり方を重点的に解説した記事
【自分でエアコンファン掃除】送風ファンの黒カビを簡単に除去する方法

はじめて自分でエアコンを掃除する時は、「自分でできるかな?」と不安になるものですが、一度やってみると「こんなに簡単にできるんだ」と思えるはずです。

是非一度チャレンジしてみてください。

最後まで読んでいただき有難うございました。

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