【自分でエアコンファン掃除】送風ファンの黒カビを簡単に洗浄する方法

自分でエアコン送風ファンを掃除してきれいになった吹出口

エアコンの汚れが気になってる人は多いと思います。

風が出てくる吹き出し口や、その奥にある送風ファンを覗いてみたら、なにやら黒いポツポツが・・・。
“知らぬが仏”といいますが、汚れを見てしまったら最後、気になって仕方なくなってしまいますよね。

最近はエアコン(クーラー)クリーニングが一般的になってきた事もあって、業者に分解掃除を頼もうかと悩んでる人も少なくないんじゃないでしょうか。

でも、やっぱりエアコンの分解掃除の料金って結構高いですよね。
「業者に頼むほど汚れてないんじゃないかな?」なんて思うと、なんかもったいない気がしてしまうものです。

もちろんプロに頼めば(大抵は)綺麗にしてくれますので、一度はプロに頼んでみるのもいいかもしれません。

でも、「なんとか自分でエアコンファンの掃除をやれないだろうか?」という人のために、プロ目線でちゃんときれいになる簡単な掃除の方法・やり方と手順などを紹介してみようと思います。
エアコンクリーニングにおすすめのスプレー缶洗剤や、100均やホームセンターでも手に入るおすすめの道具も紹介しています。
 
以前も自分でクーラーを掃除する方法を書いたことがあるんですけど、今回はエアコンの送風ファンの掃除の仕方に焦点を絞って書いてみようと思います。
エアコンファンの掃除が綺麗にできない!と困っている方が多いようなので。

以前書いたのは「プロが教える自分でできるエアコン掃除!-その1」です。全体のやり方がわかります。

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エアコンの送風ファンを自分で簡単に掃除する方法と手順

エアコンの送風ファンや吹出口を自分で簡単に掃除する方法と手順を紹介していきます。

ダスキンやおそうじ本舗でも送風ファンを取り外して洗浄したりはしません。

送風ファンを外さないという条件は同じなので、これから紹介する方法でしっかり掃除すれば、業者と同じくらいエアコンファンをキレイにすることもできますよ。

エアコン送風ファン掃除の手順
  • 準備
    必要な道具類を揃える
  • 手順1
    風向ルーバーを外す
  • 手順2
    養生をする
  • 手順3
    エアコン洗浄スプレーを吹きかける
  • 手順4
    すすぎ洗いをする
  • 手順5
    風向ルーバーを戻す
  • 手順6
    乾燥させる

準備:エアコンの送風ファンの掃除に必要な道具や物を準備する

まずはエアコンの送風ファンの掃除に必要な道具類を揃えましょう。

道具はとても重要です。

使いやすい道具が有るのと無いのでは格段に作業の難易度が変わります。

一度自分で簡単に掃除できれば、今後も繰り返し使えます。

無ければ思い切って揃えてしまったほうがいいですよ。

準備する道具類
  • 脚立や踏み台
  • 養生テープ
  • はさみ
  • 45Lゴミ袋
  • エアコン洗浄剤(くうきれい、スクラビングバブルなど)
  • 加圧スプレー
  • ゴム手袋
  • 古タオル 3~5枚程度
  • ケレン(なければ定規か割り箸)

道具について順番に説明していきます。

脚立か踏み台

エアコンの吹出口と自分の目線が水平になるくらいの高さのものがおすすめ。
高すぎたり低すぎたりすると、腕を上げているのが辛くなったり腰が痛くなったりして大変です。

・養生テープ

ガムテープでも可。
ただし紙のものだと洗剤でふやけてしまうので布のものを。
私は仕事で「バイオランテープ」を使っています。
手で切れるのでハサミいらずで楽ちんです。
強力で水に濡れても剥がれず、剥がすときは簡単にはがせます。

・はさみ

ゴミ袋を切るだけなのでなんでも構いません。

・45Lゴミ袋

持ち手のないタイプを使います。
45L以上の大きいものでも構いません。

・エアコン洗浄スプレー

「くうきれい」「スクラビングバブル」などの泡フォームタイプがおすすめです。
よくある「エアコン洗浄スプレー」でも一応掃除はできます。

「くうきれい」と「スクラビングバブル」の違いを下で説明しています。

・加圧スプレー

ペットボトルにつけるタイプで長いノズルのものがおすすめです。
ホームセンターにある蓄圧式の大きめのスプレーのほうがより楽です。
業者の使う高圧洗浄機の代わりとして、すすぎ洗いに使います。

・ゴム手袋

台所などで使うゴム手袋を使います。
手荒れを防ぐだけでなく、裾を折り返すことで洗剤が腕を伝ってくるのを防ぐ役目もあります。

・古タオル

使い古しのタオルを使います。
雑巾のように縫ってあるものよりそのままのタオルのほうが使いやすいです。
3枚~5枚くらいあれば足ります。

・ケレン

先の曲がったケレンがあると便利です。
お店ではコーキングヘラとして取り扱っています。
エアコンファンの奥の壁を古タオルでこするときに重宝します。
私は右の写真のものを使っています。
なければ長めの割り箸や定規などを使いましょう。

道具が揃ったらいよいよエアコン送風ファンや吹出口の掃除をしていきます。

次ではエアコンの風向ルーバーの取り外し方を説明します。

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手順1:【エアコン送風ファン掃除】 風向ルーバーの取り外し やり方

まずは安全のためにクーラーの電源コンセントを抜いておきましょう。

風向ルーバーの外し方
  • step1
    下側ルーバーの中央の軸を外す

    支柱とルーバーを両方とも曲げながら支柱の穴からルーバーの軸を外す。

  • step2
    下側ルーバーの左側の軸を抜く

    引き抜くだけで簡単に抜けます。

  • step3
    下側ルーバー右側の軸を抜く

    引っ張るだけで抜けるものと、ルーバーの角度を一定の位置にすることで抜けるものとがあります。

    下側ルーバーが外せたら上側ルーバーも同様に外します。

多くのエアコンには風向ルーバーが2枚ついています。

特殊な形状のものもありますが、たいていは上下に2枚並んでいることが多いです。

エアコンのスイッチを切っている状態だと風向ルーバーは閉じています。

風向ルーバーは開いている状態じゃないと外れないので、指でゆっくり開けていきます。

この風向ルーバーとルーバーを動かすモーターはプラスチックの部品でつながっていることが多いので、必ずゆっくり開けるようにして下さい。

急激に開けるとプラスチックが割れてしまいます。

上下どちらから外すかですが、まずは下から外しましょう。

写真のように真ん中の支柱部分を外してから左右両側を抜き取って外します。

三菱エアコン霧ヶ峰の送風ファンの掃除 風向ルーバーの外し方

中央部を外したら左、右という順番で外していきます。

ダイキンエアコンの送風ファン掃除 風向ルーバーの外し方

下側の風向ルーバーを外したら同様に上の風向ルーバーも外します。

風向ルーバーの切り欠き

機種によっては向かって右側のルーバー取付部の穴に切り欠きがあります。

風向ルーバーをある一定の角度にしないと取り外せない構造になっています。

中央部と左側を外したら、風向ルーバーを少し左へ引っ張った状態でゆっくりひねって角度を変えれば外れてきます。

エアコンシロッコファンの掃除 ルーバーの外し方

ネジ止めされている風向ルーバーに注意

上の写真の三菱霧ヶ峰もそうですが、中にはルーバーとルーバーモーターがエアコンカバーの中でネジ止めされているものもあります。

ごくまれなケースですが、軽く引っ張っても抜けないようであれば無理に外そうとしないで下さい。割れてしまいます。

できるだけというか極力エアコンの上下風向ルーバーは外しましょう。
ホントは本体カバーも外せたら外してもらいたいんですけど、ドライバーとか必要になる上に、ちょっとしたコツが必要だったりするので、今回は外さないやり方で説明しています。

「カバーも外したい!」という方は下の記事を参考にして下さい。
【自分でエアコン掃除】ダイキンやパナソニック等メーカー別本体カバーの取外し方

次ではエアコン送付ファン掃除前の養生の仕方を説明します。

手順2:【エアコン送風ファン掃除】養生

養生に使うのは45Lのゴミ袋。

これで垂れてくる洗剤や汚れたお水を受け止めます。

ゴミ袋は長い辺の片方をハサミで切るだけで簡単に準備完了です。

自分でエアコンファン掃除するときのゴミ袋の切り方

エアコンの下にこのゴミ袋をテープで貼り付けてセットします。

自分でエアコンファン掃除するときのゴミ袋養生の方法

ゴミ袋のセットのコツは、必ず吹出口の真下より前方にビニール袋が来るようにセットすること。

自分でエアコンファン掃除するときのゴミ袋のセット方法

手順3:【エアコン送風ファン掃除】洗浄スプレー吹付け

手袋をして片方の手で送風ファンをゆっくり回しながらファンに泡フォームを噴射していきます。

自分でエアコン送風ファン掃除 くうきれいを吹き付け

エアコンファン全体にたっぷり泡がいき渡ったら泡が消えるまでしばらく放置です。

放置時間は20分程度。

ブラシで擦りたくなりますが、しっかり泡が行き渡っていればブラシは必要ありません。

残った汚れは、すすぎ洗いの時に加圧ポンプ式スプレーでキレイに流します。

手袋の上手な使い方

肘より上に手を上げて作業する時は、手袋のすそを5センチちょっと折り返しておくといいですよ。

こうすることで洗剤やすすぎ水が腕を伝ってくるのを防ぐことができます。

手順4:【エアコン送風ファン掃除】すすぎ洗い

泡が消えたら、今度はエアコンファンをお水ですすぎます。

すすぎ方ですが、吹き出す幅を変えられる霧吹きなどのスプレーボトルに水道水を入れてすすぎます。

自分でシロッコ(クロスフロー)ファンを洗浄 加圧ポンプ式スプレーですすぐ

100均などに売られているペットボトルスプレーでもできます。

ただ、なるべくなら奥にあるエアコンファンまで届く長いノズルの付いた加圧ポンプ式のスプレーがおすすめ。

加圧式(蓄圧式)スプレーは大きいほどポンピングが楽です。

加圧ポンプ式スプレーの使用上のコツ

加圧(蓄圧)ポンプ式スプレーを使用するときのコツは、中に入れる水の量を半分くらいにすること。

水の量が多すぎるとポンピングしてもすぐに圧力が下がってしまいます。

多くても7分目程度までにしておきましょう。

すすぎが終わったらライトなどで照らして汚れが落ちているか確認。
もし残っているようであれば、もう一度激泡クリーナーを吹きかるところから繰り返します。

おそらく吹出口の中の送風ファンの近くにカビが生えてしまっている場合は、奥の壁にカビが黒く残ってしまっていると思います。

その場合は使い古したタオルにケレン(なければ割り箸や定規)を使って拭き上げましょう。

下に紹介している曲がりコーキングヘラは、エアコン洗浄以外にも家中のお掃除全般に重宝するので一つ持っておくと便利ですよ。

それでも取れない場合は、メラミンスポンジを使って軽くこすってやると取れます。

↓こんな小物があると便利です。

手順5:【エアコン送風ファン掃除】風向ルーバーを戻す

洗浄が終わったら風向ルーバーをもとに戻すわけですが、その前に一手間。

電源コンセントを差して、風量を「強風」にして1分程度回します。

これでエアコンファンの羽に乗っかっている水滴をほぼ飛ばすことができます。

これをやっておくと、あと工程の乾燥が短時間であっという間です。

1分ほど強風で回したら、一旦止めて吹出口に残った水滴をケレンとタオルで拭き取り。

あとは風向ルーバーを取り外した逆の手順ではめていくだけ。

手順6:【エアコン送風ファン掃除】乾燥させる

エアコンのクロスフローファンの掃除完了

お掃除後はエアコンを送風運転して乾かしましょう。

エアコンを洗浄したまま放置すると残った水滴などにすぐカビが発生してしまうので、乾燥は必ずやって下さい。

暖房運転をしてやるとあっという間に乾きますよ。

送風運転なら1時間位、暖房運転なら15分位かけておけば乾燥します。

暖房運転をする際は最高温度(30℃~32℃)の設定にしておきましょう。

それでも真夏だと暖房がかからないことがあるので、その時は1時間ほど待ちましょう。

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エアコンファン掃除は泡で! くうきれいとスクラビングバブル

洗浄する際に使うエアコン洗浄スプレーにはいくつか種類がありますが、ネットなどでよく紹介されている洗剤が「くうきれいエアコンファン洗浄剤」。

モコモコの泡フォームが出てきて汚れにとどまるので、送風ファンの掃除にうってつけなんですが・・・。

でもこれ高いんですよね。

1台分で2,000円とかしてます。

リンス剤なんかいらないのにセットになってきます。

でも泡で出てくる洗浄剤なら、お掃除好きが大好きな”アレ”があるじゃないですか。

テレビなんかでもCMやってるジョンソンの「スクラビングバブル」の激泡キッチンクリーナーです。
これだと1本あたり300円ちょっとの金額で購入できます。

実はこの「くうきれい」と「スクラビングバブルキッチンクリーナー」は汚れを落とす主成分が全く同じなんですよね。

その主成分は界面活性剤である「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」というものなんですが、最近よく使われている汚れ落ちを重視しつつ安全性が比較的高い界面活性剤と言われています。

唯一の欠点はスプレーノズル部分に長い管がついていないこと。

でも、ホームセンターやamazonなどのネットショップでもノズルだけ販売されていますし、家に長い管のついたロングノズルのスプレー缶があれば、一時的にそれを外して付け替えても使えます。

ということで、わたしはこのスクラビングバブル激泡キッチンクリーナーをおすすめします。

市販のエアコン洗浄スプレーはアルミフィン用

エアコンを掃除しようと思った時、ほとんどの人はホームセンターやドラッグストアなどに売っているエアコン洗浄スプレー缶を思いつくかと思います。
 
でも、あれは送風ファンには使えないって知ってましたか?
エアコン洗浄スプレーはアルミフィン専用なんです。

アルミフィンの部分は熱交換器と呼ばれるんですが、薄い金属の板がびっしり並んでるやつです。

送風ファンにも使って使えなくは無いのですが、効率が悪く汚れの落とし残しが出やすいんです。
何よりやりにくいですしね。

よくエアコンの送風ファンを「シロッコファン」なんて呼んでる人がいますが、正確には「クロスフローファン」といって、空気の流れが全く違います。

アルミフィンの部分だけ掃除しとけば、カビ臭さは大分消えるんじゃないかと思ってたら大間違い。
実はアルミフィンに付着しているカビは、全体から見たらほんのごく少量なんですよ。

最もカビが多くついているのは送風ファンだと言っても過言じゃありません。
そしてその周りの吹出口ね。

だから、アルミフィンだけ一生懸命掃除したところでカビ臭さは全く消えてくれないということなんです。
カビ臭さの原因である送風ファンに発生した黒カビを除去してはじめて、安心してエアコンが使えるというものです。

エアコンにカビが発生してしまったら掃除しないと取れない

エアコンの中には「内部クリーン機能」とか「カビ防止機能」などといった機能がついたものがあります。
エアコン(クーラー)を停止したあとに、クーラー内に残った結露水を、乾燥させることでカビを抑制しようという機能です。

ただ、こういった機能は、あくまでもカビなどを予防することしかできません。

一度クーラー内部にカビが発生してしまうと、エアコンについている機能では除去することは出来ませんし、匂いすら消してくれることはありません。
カビが生えたら、あとは人の手でカビを除去するしかないんですね。

参考記事⇒エアコンの内部クリーンてなに?メーカーによってこんなに違う

自分でエアコンファン洗浄のまとめ

エアコンの内部はカビが生えるほど湿気でいっぱいなので、多少の水では壊れませんが、必ず電源コンセントは抜いてから作業してくださいね。あと、あんまり汚れを落とすのに夢中になって、汚れを追いかけ過ぎないことです。
あまり端の方までお水をかけるのは故障のもとです。ほどほどに。

できるならエアコンを買い換えないで、ガビのニオイを除去して使い続けたいという人は、一度チャレンジしてみる価値はあると思いますよ。

でも、自己責任でお願いしますね。お約束ですが。

 
最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事が参考になりましたら嬉しいです。

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