【2022年最新】ダイキンエアコンのおすすめは?全11シリーズを口コミと評判で徹底比較

「ダイキンのエアコンを買おうかと思うんだけどどのシリーズがおすすめ?」
「ダイキンエアコンのRシリーズとAシリーズの違いは?」
「うるさらAシリーズの評判は?」
といった疑問について詳しくご紹介します。

2022年のダイキンエアコンは全11シリーズのラインナップとなっています。
一口にダイキンエアコンと言ってもシリーズによって特色があるので、設置場所や目的にあったシリーズを選んで後悔のない買い物をしたいですよね。

これからダイキンエアコンを購入しようと考えている方のために、2022年モデルのダイキンエアコンのモデルごとの違いやメリットデメリットを比較してみました。

私は仕事でエアコンクリーニングを約16年間やってきましたが、その経験も踏まえて口コミや評判などのレビューなどで多く見られるコメントも見ていきます。
人気シリーズの良さも紹介します。



2022年最新 ダイキンエアコンのラインナップ一覧

2022年最新のダイキンのエアコンのラインナップ全部で11シリーズです。

  • Rシリーズ・RXシリーズ
  • Mシリーズ・MXシリーズ
  • Aシリーズ・AXシリーズ
  • Sシリーズ・SXシリーズ
  • Fシリーズ・FXシリーズ
  • Cシリーズ・CXシリーズ
  • Vシリーズ・VXシリーズ
  • Eシリーズ
  • スゴ暖Dシリーズ・DXシリーズ
  • スゴ暖Hシリーズ・HXシリーズ
  • スゴ暖Kシリーズ・KXシリーズ

順番に各シリーズの特色と違いについて見ていきます。

ダイキンエアコンの評判から見るメリット・デメリットは?

まず、各シリーズ別の違いを紹介する前に、ダイキンエアコンと他社との簡単な比較をしてみます。
よく言われるのがダイキンエアコンは他社に比べて価格が高いということ。

他社エアコンに対してダイキンエアコンは2割前後価格が高くなっている場合が多いです。
これには明確な理由があって、この理由が他社のエアコンとの違いと言えます。

ダイキンエアコンはなぜ高い?

ダイキンエアコンが高い理由としては次の2点が挙げられます。

  • しっかりした構造
  • 安売りしない販売戦略

ダイキンエアコンが高い理由:しっかりした構造とは

1つ目の「しっかりした構造」というのは、特に下の2つがわかりやすい特徴です。

  • 熱交換器の冷媒管の数が多く大きい
  • 室外機のコンプレッサーのポンプが強力

熱交換器とは熱を効率よく拡散したりするための部品ですが、室内機と室外機のどちらにも必ずついているものです。
室内機や室外機の中身の殆どがこの熱交換器という部品で占められていると言っても過言ではないほど大きな部品です。

ダイキンエアコンは、この熱交換器の構造がとても密になっているんです。

熱交換器は無数にある薄いアルミ板を何本もの銅製のパイプ(冷媒管)が貫いているという、構造的にはとても単純なもの。

ダイキンエアコンの場合は、このパイプとパイプとパイプとの間隔がとても狭くなっています。
パイプの間隔が狭いということは、熱の拡散効率が良くなるということがメリットとして挙げられます。
この銅のパイプは全部つながっているんですが、間隔が狭い=パイプの長さがそれだけ長いということなので、その分熱を放出する面積が多いということになるわけです。

ただ、デメリットとしては、パイプが密になっている分、空気抵抗が大きくなることと、ホコリが詰まりやすくなることが考えられます。
個人的にはエアコンクリーニングの現場でダイキンの熱交換器はほこりが詰まっていることが多い印象なのは、このせいもあるのかなとも思っています。

コンプレッサーのポンプについてですが、これが強力だと冷暖房時の立ち上がりが早いというというメリットがあります。
エアコンの取り外しなどをする際にポンプダウンという作業をするのですが、ダイキンのエアコンだと1分かからずにこの作業を終えることができます。対して他のメーカーのエアコンだと大体2~3分位かかることが多い印象です。

ダイキンが高い理由:安売りしない販売戦略とは

2つ目の「安売りしない販売戦略」というのは、ダイキン工業は企業方針として安売りはしない方針だということです。

実際にヤマダ電機ではそれぞれの方針の違いからダイキン製のエアコンは取り扱っていませんし、他の家電量販店でもダイキン製のエアコンがセールの広告に載ることは殆どありません。

これはダイキンがエアコンの卸価格を下げないため、量販店は仕入れが高いことからセール商品として販売できないためです。

ダイキン工業は他のエアコンメーカーと違い、空調機器のみを製造販売している企業です。
ダイキンは空調機器の世界販売シェア(売上高)で世界1位ですが、売上全体に占める業務用マルチエアコンの比率は50%近くあるそうです。

日本国内での業務用エアコンのシェアは40%と、2位の三菱電機の25%を圧倒的に引き離してトップ。
業務用エアコンは価格も高く利益率も高いため、家庭用エアコンで安売りをする必要性がないと考えているようです。
薄利多売よりも品質を高くすることで空調専業の企業としての立場を高めたほうが良いとの判断ではないかと思います。
それでも2021年には家庭用ルームエアコンの日本国内販売台数でも1位となるなど「エアコンといえばダイキン」ともいえる独壇場の様相を呈してきています。

ダイキンエアコン各シリーズの購入に適した人

「ダイキンのエアコンを購入しようと思ったけど、種類が多すぎてどれを選んだらいいかわからない」という方も多いのでは。

さすがに11シリーズもあると、どれを選んだらいいかわからないですよね。

各シリーズの特徴を調べた上で、私の独断と偏見になりますが、それぞれのシリーズを購入するのにおすすめな人を選んでみました。

シリーズ名 主な特徴 こんな人におすすめ
Rシリーズ
RXシリーズ
フラッグシップシリーズ
全ての機能がてんこもり
価格が高くても高機能でとにかく快適なものがいい人向け
Mシリーズ
MXシリーズ
「無給水加湿」が搭載された薄型コンパクトタイプ
小部屋向け(10畳以下)
Rシリーズほど高価なものはほしくないが暖房時の無給水加湿機能(うるる加湿)が欲しい人向け
Aシリーズ
AXシリーズ
Rシリーズから「換気機能」「無給水加湿」を省いたモデル 換気機能と暖房時の加湿機能がいらない人、でもきめ細かいAI快適自動運転は欲しい人向け
Sシリーズ
SXシリーズ
デザインやカラーにこだわった業界最薄型コンパクトモデル
risora(リソラ)
デザイン性最優先の人、白以外のカラーが希望の人、自動フィルターお掃除機能がいらない人向け
Fシリーズ
FXシリーズ
Mシリーズから「換気機能」「無給水加湿」の機能を省いたモデル 「換気機能」「無給水加湿」はいらないが薄型タイプが欲しい人向け
Cシリーズ
CXシリーズ
フィルター自動お掃除機能付きモデルの中で最廉価 フィルター自動お掃除機能は欲しいが、単純に冷暖房が効けば問題ない人向け
VXシリーズ 機能面では最廉価のEシリーズに換気機能(吸気のみ)がついたモデル 冷暖房が効けばいいが換気機能が欲しい人向け
Eシリーズ 最廉価シリーズ
快適機能は何一つ搭載されていないシンプルモデル
とにかく安く冷暖房ができればいい人向け

寒冷地仕様の「スゴ暖シリーズ」DX・HX・KXシリーズは”【2022年最新】エアコンの暖房性能をメーカー別で比較!冬に強いおすすめ機種は?”に詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。

ダイキンエアコン Rシリーズ・RXシリーズ

Rシリーズはダイキンの現在の最先端機能をふんだんに搭載したハイエンドの高機能エアコン。

最大の特徴である「うるる加湿」と「換気機能」が欲しい人はこの機種がおすすめ。
「うるる加湿」が必須で10帖を超える部屋に設置したい人はこの機種しか選択肢はありません。
一応MXシリーズにも12帖用以上のラインナップがありますが、大きな部屋にはMXシリーズは向かないと思います。

デメリットは価格が高いことと、かなり存在感のある室内機の大きさでしょうか。

無給水加湿(うるる加湿):室外機から外気の水分を取り込んで室内を加湿します。加湿器としての十分な加湿量がありますが、欠点は外気が低湿度だとその分加湿量が減ることです。うるる加湿機能があるのはRシリーズとMシリーズの2シリーズのみ。

換気機能(吸気・排気):室内の空気を外に吐き出す排気と、室外の空気を室内に取り入れる吸気を切り替えて換気をします。ダイキンの換気機能には「吸気+排気」「排気のみ」の2種類がありますが、「吸気+排気」の両方の機能を備えた換気機能はR/RXシリーズのみ。

RシリーズとRXシリーズの違いは?

RシリーズとRXシリーズの違いは、販売経路の違いです。

Rシリーズは家電量販店向け。RXシリーズはダイキンエアコン専門店である「ぴちょくんのお店」向け。

「ぴちょくんのお店」では家庭用ルームエアコン以外に業務用のマルチエアコンなども対応しています。

気になるエアコン自体の違いについては、
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の間を接続している配管の長さが1.5倍の15mくらいまで伸ばせる
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の高低差を2mくらい大きく取れる
・「ぴちょくんのお店モデル」には室内機の色にベージュの設定がある機種もある
といったものがあります。

ただ、標準のエアコンの設置工事はほぼ4m未満の配管で済む場合がほとんどなので、あまり気にしなくていいでしょう。色も最近はホワイトが主流ですしね。

一般的な設置状況で家庭用ルームエアコンを選ぶ場合は家電量販店向けモデルで十分かと思います。

RシリーズとAシリーズの違いは?

RシリーズとAシリーズは室内機やリモコンなど外見は全く同じです。

RシリーズとAシリーズの機能面での違いは、下の4つ。

  • 換気機能の有無
  • 無給水加湿(うるる加湿)の有無
  • 水内部クリーン(加湿水洗浄)
  • 水de脱臭

Aシリーズには換気機能はついていません。

Aシリーズには無給水加湿(うるる加湿)機能はついていません。これは暖房時以外にはあまり関係ない機能なので冬場の暖房にエアコンを使わない人には必要ない機能と言っていいと思います。

Aシリーズには熱交換器をキレイに保つ加湿水洗浄の機能がついていません。この加湿水洗浄は無給水加湿に関連した機能なので、無給水加湿ができない機種は加湿水洗浄もできません。

Aシリーズには水de脱臭機能がついていません。水de脱臭も加湿水洗浄と同じく無給水加湿に関連した機能なので、無給水過失ができない機種は水de脱臭もできません。仕組みとしては無給水加湿で加湿した際の水分子で壁などに染み付いたニオイ分子を空気中に浮き出させて、それを水分子ごと除湿してしまうというものです。

上記以外の機能はほぼ全く同じと言える両シリーズですが、RシリーズとAシリーズにしか搭載されていない機能に「AI快適自動運転」があります。

うるさらX Rシリーズの評判は?

ダイキンエアコンのうるさらX(Rシリーズ)のネット上の口コミを集めてみました。

購入者
購入者

設定温度に対してやたら低い室温にされることが多い。

AI快適運転が賢すぎるのか天井や壁の輻射熱を考慮してこのような運転をするらしい。

一応、体感温度補正機能があるので+1℃くらいに設定したら良くなったけど。

購入者
購入者

以前使っていたパナソニック製のエアコンに比べて室内機がめちゃくちゃデカい。

室外機も分厚くなって高さも高くなったのでかなり大きく感じる。

ただ、室内機は天井近くにあるからあまり気にならないし、室外機はベランダの隅にあるから気になりません。

購入者
購入者

とにかく温度調整が上手。

暖房にもエアコンを使っていますが、以前使っていたものは暑くなりすぎて困ってました。

この機種はちょうどいい塩梅でとまってくれるし、稼働しながら換気もしてくれて室内の湿度がほぼ下がらないのはとても嬉しいです。

価格は高かったけどその分満足度も高いですね。

うるさらX Rシリーズの特徴はやはりAI快適自動運転による秀逸な温度制御と湿度制御。

「快適自動」のボタン一つで設定温度すらも考える必要がないというのは便利ですよね。

機能面についての不満はほぼ見られず、価格が高いことが唯一の不満点として挙げられますが、これも価格に見合った機能性として満足している方が多いようです。

Rシリーズの価格は?

気になるダイキンRシリーズの価格ですが、6畳用でも20万円近くのお店が多いようです。
このシリーズはリビングなどの広い部屋に設置されることが多いと思いますが、14畳用以上向けとなると20万円は軽く超えるところが多いようですが、フラッグシップモデルにしてはそれほど高くない印象です。

ダイキンエアコン Mシリーズ・MXシリーズ

うるる加湿を搭載したコンパクトタイプのMシリーズ。
家電量販店向けモデルは、対応帖数が6畳・8畳・10畳と小部屋向けのみとなっています。
ダイキン専門店「ぴちょくんのお店」モデルはさらに12畳、14畳、18畳向けのモデルもあります。

うるる加湿:室外機から外気の水分を取り込んで室内を加湿します。Rシリーズと比較して若干加湿量は少ないですが、十分な加湿量があります。うるる加湿(無給水加湿)が搭載されているのはRシリーズとこのMシリーズのみです。

換気機能(吸気方式):Rシリーズと違い室外の空気を吸い込むだけの換気機能。

Mシリーズのデメリット

うるる加湿と換気機能が搭載されている為、価格がそれなりに高め。

メリットであるコンパクトさも、静音性という面ではデメリットとなっているようです。

特に寝室に取り付けたり、リビングなどの広めの部屋への取り付けには向かないかもしれません。

MシリーズとMXシリーズの違いは?

MシリーズとMXシリーズの違いは、販売経路の違いです。

Mシリーズは家電量販店向け。MXシリーズはダイキンエアコン専門店である「ぴちょくんのお店」向け。

「ぴちょくんのお店」では家庭用ルームエアコン以外に業務用のマルチエアコンなども対応しています。

MシリーズとMXシリーズの大きな違いは、対応帖数でしょうか。
家電量販店向けのMシリーズには10帖までの小部屋向け機種しかありません。
MXシリーズは大部屋向けの12帖、14帖、18帖向けもあります。

気になるエアコン自体の違いについては、
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の間を接続している配管の長さが1.5倍の15mくらいまで伸ばせる
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の高低差を2mくらい大きく取れる
・「ぴちょくんのお店モデル」には室内機の色にベージュの設定がある機種もある
といったものがあります。

ただ、標準のエアコンの設置工事はほぼ4m未満の配管で済む場合がほとんどなので、あまり気にしなくていいでしょう。色についてはMXシリーズもホワイトのみです。

一般的な設置状況で家庭用ルームエアコンを選ぶ場合は家電量販店向けモデルで十分かと思います。

RシリーズとMシリーズの違い

MシリーズはRシリーズのコンパクトタイプという位置付けです。
Rシリーズよりも奥行き(厚み)が10センチも薄くなっています。

加湿機能も換気機能もRシリーズの下位互換といったところです。

加湿機能は欲しいけど、なるべく出費を抑えたいという人はこちらを選びましょう。

奥行きがコンパクトになっていることの弊害として送風ファンの直径が小さくなっており、風切り音がうるさくて眠れないという感想が私のこのサイトにも寄せられています。
寝室に設置するのはちょっと考えたほうがいいのかもしれません。

うるさらmini Mシリーズの評判は?

私の読者さんから「寝室に取り付けたら送風ファンの風切り音がうるさくて寝られない」という相談を受けたことがある機種です。
ネット上の口コミを見ると他にも「思ってたよりうるさい」と言った感想がみられます。

読者さん
読者さん

寝室に取り付けたら送風ファンの風切り音がうるさくて寝られなくなった。

どうしようもないので、また新たに買い替えようかと悩んでいます。

購入者
購入者

リモコンで「しずか」に設定しても静かとはいえず、「おやすみ」でも風光ルーバーが上向きに固定されるだけなので静かになるわけではない。寝室には向かないのでは。

Mシリーズの価格は?

6帖用でも10万円は超えてきます。

ただ、Rシリーズと比較するとかなり安くなっているので、うるる加湿と換気機能が欲しいという人には購入しやすい価格ですね。

ダイキンエアコン Aシリーズ・AXシリーズ

機能的にはハイエンドのRシリーズから「うるる加湿」と「換気機能」を取り除いたシリーズ。

「加湿器を別で持ってるからいらない」、「換気は自分でするからいい」、といった人には、機能的にハイエンドのRシリーズと全く同じ機能を持っていると言って問題ないこのAシリーズがおすすめです。

室内機の見た目はRシリーズと全く同じで見分けがつきません。
リモコンもRシリーズと同じで、室外機のみ加湿機能の有無の関係でAシリーズのほうがコンパクトです。

Aシリーズで魅力的なのは「AI快適自動運転」の機能。
RシリーズとこのAシリーズにのみ搭載されている機能です。

AI快適自動運転:本体に搭載された回転式の人・床・壁センサーで床や壁の温度(輻射熱)などの空間の熱を検知します。更に過去に操作した運転内容の履歴をエアコンが記憶して、運転傾向から使う人の好みを学習して快適運転に役立てるので、使うほどに賢く快適空間をつくり出してくれるようになります。通常のエアコンは、本体内部にある温度センサーで室内温度を計測しているので、エアコンまわりの温度しか反映できません。

AシリーズとAXシリーズの違いは?

AシリーズとAXシリーズの違いは、販売経路の違いです。

Aシリーズは家電量販店向け。AXシリーズはダイキンエアコン専門店である「ぴちょくんのお店」向け。

「ぴちょくんのお店」では家庭用ルームエアコン以外に業務用のマルチエアコンなども対応しています。

気になるエアコン自体の違いについては、
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の間を接続している配管の長さが1.5倍の15mくらいまで伸ばせる
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の高低差を2mくらい大きく取れる
・「ぴちょくんのお店モデル」には室内機の色にベージュの設定がある機種もある
といったものがあります。

ただ、標準のエアコンの設置工事はほぼ4m未満の配管で済む場合がほとんどなので、あまり気にしなくていいでしょう。色についてはAXシリーズにはベージュの設定があります。

Aシリーズは全く換気しない?

Aシリーズは全く換気しません。

換気機能がついているのはRシリーズとMシリーズのみ。

よく勘違いされている方がいますが、通常のエアコンは換気しないのが普通です。
エアコンは室内機と室外機が冷媒管でつながっていますが、行き来しているのは密閉された冷媒管の中を循環している冷媒(ガス)のみです。

一応、結露水を屋外に流すためのドレンパイプは屋外と屋内でつながっていますが、換気などはしていません。

Aシリーズの評判は?

Aシリーズを購入された人は、Rシリーズと迷ったという方が多いようです。

冷房時の性能で言えばRシリーズと遜色がなく、搭載されているAI快適自動運転のその名前の通りの快適さに満足している人が多い印象です。

購入者
購入者

Rシリーズのうるる加湿は、暖房時にしかあまり恩恵が無いらしく、私は暖房にエアコンは使わないのでAシリーズを購入した。

購入金額もRシリーズと比べて2万円くらいの差があったのでもったいないし。

購入者
購入者

AI快適自動運転に惹かれて購入しました。

床や壁の輻射熱の温度を検知してAIが学習しながら温度調節してくれるというだけあって、ほんとに快適に温度調節をしてくれます。

Rシリーズと迷ったけど、加湿器あるし24時間換気で常に換気扇が回ってるのでAシリーズにして正解でした。

Aシリーズの価格は?

Aシリーズは、Rシリーズより1~2万円程度安い傾向です。

ダイキンエアコン risora Sシリーズ・SXシリーズ

インテリア性を重視したrisora(リソラ) Sシリーズ。

通常流通色の「Classic」と、受注生産色の「Premium」、600色から好みの色を選べる「Custom Sutyle」とかなり色に拘ったシリーズとなっています。

本体は薄型コンパクトな室内機で、厚みが業界最薄を謳う185mmとなっています。

SシリーズとSXシリーズの違いは?

SシリーズとSXシリーズの違いは、販売経路の違いです。

このシリーズに限っては用意されているカラーバリエーションが、Sシリーズ(5色)・SXシリーズ(8色)となっているので、SXシリーズにしかないカラーが欲しい人はそちらを選ぶことになります。
他にも600色の中から自分の好みの色を選べる「Custom Style」というものがありますが、これはSでもSXでも同様に選べます。

カラー展開は以下の通り。

  • ファブリックホワイト(通常色)
  • ブラックウッド(通常色)
  • ウォルナットブラウン(通常色)
  • ナチュラルウッド(通常色)
  • ツイルゴールド(受注生産色)
  • アルミニウムシルバー(受注生産色:SXシリーズのみ)
  • ソライロ(受注生産色:SXシリーズのみ)
  • ストーンベージュ(受注生産色:SXシリーズのみ)

Sシリーズは家電量販店向け。SXシリーズはダイキンエアコン専門店である「ぴちょくんのお店」向け。

「ぴちょくんのお店」では家庭用ルームエアコン以外に業務用のマルチエアコンなども対応しています。

気になるエアコン自体の違いについては、
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の間を接続している配管の長さが1.5倍の15mくらいまで伸ばせる
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の高低差を2mくらい大きく取れる
・「ぴちょくんのお店モデル」には室内機の色にベージュの設定がある機種もある
といったものがあります。

ただ、標準のエアコンの設置工事はほぼ4m未満の配管で済む場合がほとんどなので、あまり気にしなくていいでしょう。

2022年 リソラの色バリエーションと人気色は?

2022年のrisoraの色のバリエーションは上にも書いた通り、全部で8色。

昨年までの販売実績では一番の人気色はファブリックホワイトです。

「カラーバリエーション豊富にしたのに一番人気は白なの?」って思ってしまいますが、薄型で直線・平面基調の本体と光沢を落とした布のような白がとても綺麗なので人気があるのもわかります。

2番人気はソライロ。受注販売色でありながら堂々の2位なのは、リソラという名前の影響もあるんでしょうか。

3番人気はブラックウッド。黒いエアコンてあまりないですからね。ただ黒いだけでなく木目柄がついているのもシックでカッコ良いです。

個人的には2019年モデルにあったオリーブグリーンが好きだったんですが、もう無くなってしまったんですよね。

リソラにはフィルター自動掃除機能や無線LAN機能はついてる?

リソラ S/SXシリーズにはフィルター自動掃除機能はついていません。
自分で定期的にフィルターを外してお掃除する必要があります。

2020年以降のリソラには無線LAN機能が内蔵されています。
2019年モデルでは外付けの無線LANユニットを別途購入して取り付ける必要がありましたが、現在のモデルでは本体に内蔵となっているので、設置したそのままの状態でスマートスピーカーやアプリでの操作が可能です。

Sシリーズの評判は?

ダイキンエアコン リソラ Sシリーズの口コミでは、機能的なことに触れているものはほとんどありません。むしろデザインがいいので機能的なものが気にならないと言ったコメントが多いです。

購入者
購入者

実物を見るとデザイン、色ともおしゃれですごく気に入りました。

色々と悩んでいたスペック関連の心配事が些細な事に思えて即購入に至りました。

こういったデザイン重視の家電は実際に見てみるといいですね。

購入者
購入者

壁紙がグレー系なのでブラックウッドを購入しましたが、まさかの電源コードが白い。

ツメが甘いよ、ダイキンさん。めちゃくちゃ目立つのでカバーをするか色を塗るか思案中。

Sシリーズの価格は?

risora Sシリーズは特別感のあるデザイン家電の割にはそれほど高くない印象です。

14帖向けのものでも15万円前後と結構お値打ちとも言える価格です。

Fシリーズ・FXシリーズ

FシリーズはMシリーズからうるる加湿(無給水加湿)と換気機能をなくしたモデルです。

室内機の外観はMシリーズと見分けがつきません。
室外機はうるる加湿と換気機能がないことでFシリーズのほうがコンパクトになっています。

FシリーズとFXシリーズの違いは?

FシリーズとFXシリーズの違いは、販売経路の違いです。

Fシリーズは家電量販店向け。FXシリーズはダイキンエアコン専門店である「ぴちょくんのお店」向け。

「ぴちょくんのお店」では家庭用ルームエアコン以外に業務用のマルチエアコンなども対応しています。

気になるエアコン自体の違いについては、
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の間を接続している配管の長さが1.5倍くらいまで伸ばせる
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の高低差を2mくらい大きく取れる
・「ぴちょくんのお店モデル」には室内機の色にベージュの設定がある機種もある
といったものがあります。

ただ、標準のエアコンの設置工事はほぼ4m未満の配管で済む場合がほとんどなので、あまり気にしなくていいでしょう。

色についてはどちらもホワイトのみとなっています。

Fシリーズのお掃除機能はフィルターがきれいにならない?

Fシリーズに採用されているフィルター自動お掃除機能の構造はあまりいいものではありません。

このタイプは熱交換器にホコリがびっしり付いてしまっていることが多い印象です。

Fシリーズのお掃除機能に使われているフィルターは、側面から見るとベルトコンベアーのベルトのような輪っか状の構造になっています。

フィルター自動お掃除の際にこの輪っかを回転させるんですが、構造上、オモテ面だった面がウラ面に回り込みます。そうすると表面に残ったホコリが熱交換器に降り注ぐことになるので、長い月日をかけて熱交換器がホコリだらけになるということなんです。

Fシリーズの除湿・ドライはさらら除湿で快適

ダイキンエアコンのFシリーズには「さらら除湿(ハイブリッド方式)」機能が搭載されています。

一般的に除湿方法には3種類があります。

  • 弱冷房除湿:温度を下げる除湿
  • 再熱除湿:除湿のために温度が下がった空気を温め直す方式
  • ハイブリッド除湿:除湿のために温度が下がった空気と室温と同じもしくは温めた空気を混ぜる方式

ダイキンには現在、下に書いた3種類のさらら除湿がありシリーズによってどれかの方式が採用されています。

さらら除湿(リニアハイブリッド方式):リニアハイブリッド方式というのは、空気を冷やすための熱交換器と、空気を暖めるための熱交換器の出力を、リニアにコントロールしてきめ細かく温度と湿度をコントロールする方式です。
R/RX・A/AXシリーズに採用。

・さらら除湿(ハイブリッド方式):ハイブリッド方式とは3つの除湿方法を自動で切り替える方式のこと。上に挙げた3つの除湿方法「弱冷房除湿」・「再熱除湿」・「ハイブリッド除湿」を自動で切り替えて最適な除湿をします。実際のところは日本冷凍空調工業会のいうところの「再熱除湿」は採用していないので、「弱冷房除湿」と「ハイブリッド除湿」の2つを切り替えています。
M/MX・F/FXシリーズに採用。

・さらら除湿:上に挙げたハイブリッド除湿で除湿します。ややこしいですが、このハイブリッドと言うのは除湿方法を自動で切り替えるという意味のハイブリッドではなく、除湿のために冷えた空気と温めた空気を混ぜるという意味でのハイブリッドです。
S/SXシリーズに採用。

Fシリーズの評判は?

Fシリーズについてはほとんど口コミ評価を見つけることができませんでした。

風切り音など音がうるさいと言われるMシリーズと同じ構造の室内機で、フィルター自動お掃除機能にも構造的な難点があるので、あまりおすすめもできない機種です。

この機種を購入するのであれば他のシリーズにしたほうが良さそうな気がします。

Fシリーズの価格は?

FシリーズはMシリーズのうるる加湿や換気機能を除いた機種なのでMシリーズより若干お値打ちです。

Mシリーズよりも1万円~2万円ほど安く購入できそうです。

Cシリーズ・CXシリーズ

室内機の高さと奥行きを抑えたコンパクトタイプのC/CXシリーズ。

窓上の狭い壁にしか取り付けられない場合の選択肢として最適です。

機能的には最廉価のEシリーズにフィルター自動お掃除機能のみを付けた感じです。

CシリーズとCXシリーズの違いは?

CシリーズとCXシリーズの違いは、販売経路の違いです。

Cシリーズは家電量販店向け。FXシリーズはダイキンエアコン専門店である「ぴちょくんのお店」向け。

「ぴちょくんのお店」では家庭用ルームエアコン以外に業務用のマルチエアコンなども対応しています。

気になるエアコン自体の違いについては、
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の間を接続している配管の長さが1.5倍くらいまで伸ばせる
・「ぴちょくんのお店モデル」のほうが室内機と室外機の高低差を2mくらい大きく取れる
・「ぴちょくんのお店モデル」には室内機の色にベージュの設定がある機種もある
といったものがあります。

ただ、標準のエアコンの設置工事はほぼ4m未満の配管で済む場合がほとんどなので、あまり気にしなくていいでしょう。

色についてはどちらもホワイトのみとなっています。

Cシリーズのお掃除機能はフィルターがきれいにならない?

Cシリーズに採用されているフィルター自動お掃除機能の構造は、Fシリーズのものと同じ構造のものであまりいいものではありません。

このタイプは熱交換器にホコリがびっしり付いてしまっていることが多い印象です。

Cシリーズのお掃除機能に使われているフィルターは、側面から見るとベルトコンベアーのベルトのような輪っか状の構造になっています。

フィルター自動お掃除の際にこの輪っかを回転させるんですが、構造上、オモテ面だった面がウラ面に回り込みます。そうすると表面に残ったホコリが熱交換器に降り注ぐことになるので、長い月日をかけて熱交換器がホコリだらけになるということなんです。

CシリーズとEシリーズの違いは?

EシリーズとCシリーズの大きな違いはフィルター自動お掃除機能の有無です。

他の機能はほとんどEシリーズと変わりません。

EシリーズとCシリーズで迷っているなら、自分でフィルター掃除をするかエアコン任せにするかで選べば問題ありません。

ただ、室内機の寸法が違っていて、室内機の設置場所の高さに制限がある場合は3.5cmほど高さの低いCシリーズ、逆に横幅はCシリーズのほうが2.8cm大きいので横幅に制限がある場合はEシリーズという選択になりそうです。

Cシリーズの評判は?

このCシリーズは、「フィルター自動お掃除機能がついていて最安のモデル」という条件で決めている人が多い印象です。
室内機の高さが250mmとコンパクトなので設置場所に制限のある小部屋に設置する人も多いようです。

購入者
購入者

フィルターお掃除機能がついたモデルで一番安いこのシリーズにしました。

購入者
購入者

シンプルで使いやすいけど、無線LANアダプターは内蔵してほしかった。

別売りオプション品を取り付けたけど、かなり割高になるしなによりかっこ悪い。

Cシリーズの価格は?

お掃除機能付きとしてはそれほど高くない印象です。

それでもお掃除機能のない最廉価のEシリーズと比較すると、6帖用でも3万円以上高いので迷うところでしょう。

個人的にはこのCシリーズのお掃除機能はあまり良い構造ではないので、Eシリーズを購入するか、どうしてもお掃除機能がほしいということであれば、別メーカーのエアコンを購入したほうがいいように思います。

VXシリーズ

VXシリーズは「ぴちょくんのお店(住設)」向けのみのシリーズです。
他のシリーズと違い量販店向けモデルはありあせん(2021年モデルにはありましたが消えています)。

換気(吸気のみ)ができます。

機能的には最廉価のEシリーズに換気機能のみを追加したモデル。

VXシリーズの評判は?

全くと言っていいほど売れていないモデルなのか、ネット上にも口コミの評価などが見当たりませんでした。

あまり重要視されない換気機能がついているだけで最廉価のEシリーズより1万円以上高いので人気がないのでしょうか。

VXシリーズの価格は?

最廉価のEシリーズと比べて6帖用で1万円以上高い感じです。
逆に14帖用など大きめのものだとそれほど金額が変わらなかったりします。

Eシリーズ

ダイキンのエアコンの中で最廉価のEシリーズ。

最廉価のシリーズでありながらダイキン自慢のストリーマ機能がついていて「ストリーマ内部クリーン」「ストリーマ空気清浄」などの機能は搭載されています。

エアコンクリーニングの現場でも最も遭遇する確率が高いと言えるくらいよく売れている機種です。

Eシリーズの評価は?

購入者
購入者

とにかくよく冷えてよく温まります。

安いしコンパクトだし気に入ってます。

購入者
購入者

パナソニックのお掃除機能付きから買い替えました。

カビがひどくてお掃除業者に頼んだら、お掃除機能付きはフィルターしか掃除してないから普通のエアコンのほうがいいというアドバイスをもらってこちらにしました。

よく冷えるし業者に掃除を頼むときも安く済むのでこれにしてよかった。

一番下のグレードとはいえストリーマ空気清浄もついているのでどれくらいカビにくいか期待しています。

購入者
購入者

寝室用に買いました。

13年前の東芝製からの買い替えですが室外機の音がすごく静か。

脱臭フィルターも付いてるし、冷房運転後には内部クリーン運転も自動でしてくれるので満足しています。

購入者
購入者

冷えすぎたり、暑いのにとまったままだったりであまり快適とは言えないですね。

Eシリーズの価格は?

ストリーマ機能がついていて温度設定も0.5℃単位で可能なので、かなりコスパのいいモデルではないでしょうか。

ダイキンエアコンの選び方 まとめ

世界売上高1位で国内のシェアも1位となったダイキン。

信頼と実績のダイキンエアコンの中から選びたいと考えている指名買いの人は多いようです。

どの機種にするか選択するときに考えるのが「必要ない機能に無駄なお金を出したくない」ということかと思います。

そのためにはまず自分がエアコンに求める事を洗い出すことから始めるとうまくいきます。

  • 暖房にもエアコンを使うのか?→うるる加湿が必要か?
  • フィルター自動お掃除機能はいるのか?
  • ボタンひとつで快適な温度調節をしてほしいのか?
  • デザインや色にこだわりたいのか?
  • 換気を自動でやってほしいのか?
  • 室内機にコンパクトさが必要なのか?

ダイキンのエアコンを選ぶときは主に上に挙げた項目が決まっていれば自ずと機種は決まってくるのではないでしょうか。



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