以前からやろうと思ってた自宅のエアコン完全分解クリーニング。
毎年必ずやっている自宅のエアコンクリーニングですが、今年は徹底的にやってみました。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングのやり方でどれくらい汚れが残っているのかがよく分かると思います。
おそうじ本舗のエアコン掃除はどこまで分解する?
エアコンクリーニング業者に依頼すると分解洗浄してくれるものだと思ってますよね?
でも、一口にエアコンの分解と言っても、レベルというか程度がいろいろあります。
おそうじ本舗の分解の程度は、外装カバーと風向ルーバーの取り外しまでです。
エアコン室内機の本体カバーとルーバーを外すだけでも、一応分解なんですね。
私が普段お客さんに提供しているエアコン掃除も、このレベルの分解までをしてからの洗浄です。
でも、はっきり言ってこれだけでは不十分なんです。
エアコン内のカビの発生源はどこかということを考慮すると、全体の半分程度の掃除しか出来ないレベルなんですよね。
これは、エアコン内部で最もカビの発生源となる「ドレンパン」を取り外していないからなんです。
エアコンのドレンパンってどこにあるの?
ドレンパンというのはつゆ受けのことです。
熱交換器からしたたり落ちてくるお水を受けるお皿なんですが、位置的には熱交換器と吹出口の間にあります。
何故ドレンパンを取り外さないの?
おそうじ本舗やダスキンを始めとしたほとんどのエアコンクリーニング業者は、ドレンパンの取り外しまではやっていません。
理由は単純で、取り外しに手間と時間がかかる上に、外してキレイにしたところでお客さんには見えないから。
手間と時間がかかれば料金を上げなければいけないのですが、掃除後の見た目はドレンパンを取り外さない安い業者と変わらないので、お客さんを取り逃がしてしまうことになるんですね。
エアコンクリーニングを1年に1回、毎年依頼するところであれば、冷房シーズンの3~4ヶ月程度問題なく使えればいいので、ドレンパンを外さない掃除方法で十分だと思います。
それでも何年も使用していれば、ドレンパンの中にはカビやホコリなどが蓄積してヘドロ状に溜まってしまうのです。
エアコン完全分解クリーニング
まずは風向ルーバーと本体カバーを取り外します。
電装基板を外し、ドレンパンと送風ファンを一緒に外します。
このエアコンは富士通ゼネラル製で、ドレンパンに送風ファンが組み付けられているのが特徴です。
専門的な話になりますが、富士通ゼネラル製のエアコンの特徴として、前側と後ろ側の熱交換器それぞれに必要なドレンパンが一体になっています。
写真でいうと、筒状の送風ファンを挟んで手前と奥にそれぞれドレンパンがあります。
他メーカーのエアコンでは、後ろ側のドレンパンは外せない構造になってます。
完全に分解されたエアコンはこんな状態になります。
2枚目の画像は右側が奥(壁側)になります。
右側の熱交換器の特に下側が非常に汚れているのがわかるでしょうか。
毎年奥側の熱交換器も特殊な蛇腹ノズルでしっかり洗浄していたつもりですが、角度的な問題もあってやはりキレイにはならないことがわかりました。
ドレンパンの汚れはやっぱり酷い
ドレンパンの汚れはやっぱり酷いですね。
本来の作業内容ではドレンパンは外しません。
ただ、私の場合はお客さんのエアコンを掃除する際も、外しやすいエアコンのドレンパンはよく外して洗浄したりします。
つくづくこれを外すのと外さないのとでは、仕上がりに雲泥の差があると感じるんですよね。
熱交換器とドレンパン、ファンを洗浄後組み付け
熱交換器や送風ファンは高圧洗浄機を使ってしっかり洗浄します。
熱交換器はドレンパンを外さないと上からしか洗浄できませんが、今回は裏側からもしっかり洗浄できました。
電装系は全て取り外してあるので故障を気にする必要もなく、高圧洗浄機の圧力を通常の2倍にして汚れをぶっ飛ばしてやりましたぜ。
掃除後のキレイになった熱交換器の写真を取り忘れましたが・・・。汗
まとめ:ドレンパンを外す効果
今回洗浄したエアコンは毎年自分で念入りに洗浄しています。
おそうじ本舗と同じやり方ですが、おそうじ本舗のエアコンクリーニングよりもかなり念入りに掃除しています。
それでもドレンパンを外すことで、ドレンパンはもとより熱交換器からもかなりの汚れが出てきました。
とはいえ、毎年エアコンを使用中にカビ臭くなったりすることは無く、使用する上で全く問題はありませんでした。
よくエアコンを壁から取り外して分解しないとキレイにならないという業者がいます。
もちろん、そのほうがキレイになるのは間違いありません。
ただ、そういった壁から取り外して洗浄する業者は、壁にかけたまま洗浄する業者の3倍近い料金が掛かります。
これを毎年頼めればいいのですが、実際はそう簡単な金額ではないでしょう。
壁から外してエアコン掃除をしたところで、1シーズン使えばカビはえますし、ホコリも詰まります。
それなら、おそうじ本舗などのエアコンを壁にかけたまま掃除する業者で、毎年クリーニングを頼んだほうが効果が高いのです。
壁にかけたままエアコンクリーニングをする業者で、ドレンパンを外して掃除してくれる業者を探してみることをお勧めします。
圧倒的に数が少なく個人業者がほとんどですが、そういった業者はこだわりを持っていて、比較的しっかりした作業をしてくれる傾向があります。
料金はドレンパンを外す場合は1.5倍ほどになると思いますが、毎年依頼しない方にはかえってコスパがいいのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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