プロが教える自分でできるエアコン掃除!こうすればファンや吹き出し口まで綺麗!-その2

無事、風向ルーバーと外装カバーを取り外すことが出来たら、いよいよまわりを汚さないようにするための養生と、実際の洗浄に入っていきます。

この記事は「プロが教える自分でできるエアコン掃除!こうすればファンや吹き出し口まで綺麗!-その1」からの続きです。

外装カバーや風向ルーバーを外せなかった人は、作業が非常にやりにくくはなりますけど、外せなかった人向けの注意点も書いていければと思います。

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エアコン掃除の前に養生をする

エアコン 養生

まずは、電装基盤にマスカ―テープで養生をします

ほとんどのエアコンは写真のように右端に電装基盤がついています。
ただ、中にはドレンパンの前面にあったり、左側にあったりする場合があります。
そういう場合はちゃんとそこを養生してください。

どれが基盤かわからないというときは、何かわからない部品に全部水が掛からない様にビニールをかぶせるつもりで。

次に、風向ルーバー用のモーターなどに水が掛からない様に養生をします

風向ルーバーは上下方向の風向きを制御するものと、左右方向の風向きを制御するものの2つがついています。
上下ルーバーはほとんどのものが電動です。
左右ルーバーは廉価版のエアコンは手動、ある程度以上の価格帯のものは自動、といった感じ。

手動の左右風向ルーバーについては、モーターなどがついていないので全く気にしなくていいのですが、電動の左右ルーバーについては注意が必要です。

電動の左右ルーバーも、ドレンパンの側面にモーターがついている物ならさほど心配しなくてもいいのですが、問題は吹き出し口の真下にモーターがついている機種です。
モーターが真下に設置してある機種は、ちゃんと養生をしておかないと、モーター内に浸水して動かなくなっています
モーターは一度水が入って動かなくなると、私の経験上復活しません。
これは私も経験済みなので、今では多少大変でもモーターは取外してから洗浄しています。

ただ、モーターを取り外すのはとても大変な場合が多いので、外せない場合は養生テープで目張りをします。
モーターの真上の左右ルーバーの羽根の付け根に、小さく切った養生テープを菱形に重ねて貼ればOK。

電気系統の養生が終わったら、次は周りを汚さない為の養生へ移ります。

まず、一番大事な、下に垂れるのを防ぐための養生です。
この時に使用するのは45Lのゴミ袋。
もっと大きくてももちろんいいのですが、取っ手の無いタイプを使います。

最初に長い辺の1辺のみをハサミなどで切り広げます。
切ったらゴミ袋の元々は口だったところを、エアコンの下に当てます。

この時気を付けたいのが、エアコンの下からゴミ袋ですくう様にすることです。
フルカバータイプではないエアコンの場合は、壁とエアコンの間にゴミ袋の縁を滑り込ませるのがコツです。
こうすることで、カバー内側に洗剤や水が入ってしまった場合でも、壁に垂れるのを防げます。

エアコンの下にビニール袋をセットし終えたら、横から見て吹き出し口の真下に垂れた水が受けられるようになっているか確認してください。

次は、吹き出し口の下の面の出口付近に左から右へ、一直線にマスカ―テープを貼ります。
貼った後ちょうどベロのようになる感じで。
これは垂れて出てきた水がカバーの下面を伝って壁側に行くのを防いだり、隙間からカバーの内側に水が浸入するのを防いだりする役目をします。
まあ、これは無くても支障ないかもしれませんが、高圧洗浄機で洗浄する際は必ずするので。

吹き出し口を覗くと、下の面に部品のつなぎ目がある機種があります。
ここも出来るだけ養生テープで目張りをしておくといいです。
そうすることで、エアコン本体のプラスチックカバーの裏側後に水が入るのを防げます。
洗浄後にエアコンの下からポタポタと水が垂れてくるは結構うっとおしいですからね。

最後にエアコン上部の養生です。
エアコンの向かって左下あたりにマスカ―テープを貼って、グル―ッと上から右、そして右下へと貼っていきます。

そしてマスカーテープのビニールを伸ばして、小さく切った養生テープで天井に貼り付けます。
この時、養生テープは一度顔や腕などに貼り付けるなどして、粘着力を落としてから使ってください。
そうしないとビニールクロスが破れてしまいます。

天井が木目のプリント化粧板の場合は、表面の印刷面が剥がれるので紙のマスキングテープを用意しておいたほうが良いかもしれません。
場合によっては静電気だけでくっつけておいてもいいかもしれません。

あとは適時まわりの壁やふすま等、汚れては困るところにビニールを貼っていきます。
くれぐれもクロスなどに粘着力が強いままの養生テープを直接貼ったりしないように。
壁紙が破れて剥がれてしまいます。

一度皮膚に貼り付けてから剥がして使うと粘着力が弱まっていいですよ。

これで養生は一通り終わりです。

エアコンの吹き出し口を自分で洗浄

いよいよ大詰めとなりました。
やっとのことで洗浄に入れます。
何事も前準備が大変なのは、エアコンクリーニングも一緒。

洗浄は、大きく分けて上部の熱交換器と吹き出し口の2つに分かれます

順番は考え方によって変わりますが、私はいつも吹き出し口から始めます。
理由は、送風ファンについている汚れが吹き飛ばされて、熱交換器の裏側に飛ぶ可能性があるので、熱交換器を後から洗浄することで飛んだ汚れを流そうという意図があるからです。

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洗浄は吹き出し口から

では、エアコン洗浄スプレーを使って吹き出し口の洗浄を始めますが、ここでは送風ファンをメインに掃除します。
ちょっと(慣れないと”かなり”)腕がだるくなりますが、片手でファンが空回りをするのを止めながら、もう一方の手でスプレーを噴射します。
吹き出し口の幅の半分か1/4くらいづつに区切って、少しづつファンを指で回しながら洗浄していきましょう。

なぜ、ファンが空回りをするのを止めなければいけないかというと、これにも理由があります。
送風ファンを高速で回転させてしまうと、ファンモーターが発電機の役割をして電気を作ってしまい、電装基盤を焼いてしまう事がある為です。
これは特定のメーカで起こりやすい故障なのですが、どのメーカーでも原理は同じことなので、必ず手でとめながらやって下さい。

ちなみに、この送風ファン、「正確にはシロッコファンていいます!」なんて書いてる人がいますが、全然違います。
正確にはクロスフローファンと言います。
シロッコファンとは、台所のレンジフード(換気扇)の中に使われているような、真ん中から吸い込んで外側に吐き出す形式のファンの事です。

吹き出し口の後に熱交換器の洗浄

吹き出し口の洗浄が終わったら、上部の熱交換器の洗浄です。

最近のエアコンは本体をコンパクトにするためと、熱交換器の面積を稼ぐために、”ラムダ型”という形状になっているものがほとんどです。
“ラムダ型”とは前面から上面、後面へとグルリと熱交換器が回り込んでいるもので、横から見ると山形になっているもの。
なので、しっかり洗浄するなら後ろ側まで洗浄してやる必要があるのです。

熱交換器を洗浄する際は、横方向にスプレーを動かしながら、必ず上から下へ移動していきます。
後面の熱交換器を洗浄する際も、目視できないので勘でやるしかありませんが同様です。

熱交換器の最下部にはドレンパン(つゆ受け)がありますが、ここはしっかり洗浄するか全く手を付けないかどちらかにしましょう。
中途半端にやると、あとからものすごい異臭を放つようになる場合があります。

エアコン洗浄の肝はすすぎにあり

エアコン洗浄スプレーで吹き出し口と熱交換器の洗浄が終わったら、今度はすすぎ洗いです。

すすぎ洗いには、ポンプ式スプレーを使用します。
エアコン洗浄スプレーで浮かせた汚れを、全部すすぎ洗いで落とし切るイメージでやりましょう。
設置した養生のゴミ袋に溜まったお水の量を気にしながら、たっぷりのお水を使ってすすぎ洗いします。

しっかりすすぎ洗いをしたら、タオルとケレンを使って吹き出し口の奥などの残った黒ズミなどを取り除いて洗浄終了です。

きれいになったら、養生を取って取り外した外装カバーを取り付けます。
風向ルーバーはまだ取り付けません。

外装カバーを取り付けたら、エアコンの電源プラグをコンセントに差し込んで、リモコンのスイッチを入れてください。
スイッチを入れると、しばらくして送風ファンが回り始めます。

この時、吹き出し口から大量の水滴が吹き出しますので、タオル等を吹き出し口近くで広げて飛び散らない様に受け止めてください。

吹き出し口の中の残った水滴をふき取りつつプラスチックに残った黒ズミを、ケレンとタオルなどを使ってふき取ります。

最後に風向ルーバーを取り付けてエアコン洗浄作業が全て完了です。

エアコンスプレー 自分で

 
 
いかがですか?
かなり綺麗になったんではないでしょうか。

ただ、しっかり綺麗にしようと思うと、大変なのは確かです。
頑張ってトライしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が参考になったら嬉しいです。

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