冬場の暖房時期になると、毎年のように気になるガス料金の高さ。
特にプロパンガスは都市ガスに比べて料金が高いので、特にそう感じるかもしれません。
プロパンガスは都市ガスの約2倍の熱量を持っているので、ガス料金が高いのは当然と思われがちですが、実はこの考え方はプロパンガス業者の思うツボなんですよね。
今回はプロパンガスについて業界の現状とどうやったらスムーズにガス代を節約できるかを書いてみたいと思います。
プロパンガス料金は閉鎖的
よくニュースや新聞などで、「来月からガス料金が値上げされる予定です」なんてことが報道されたりします。
でもこれプロパンガスのことじゃありませんからね。
あくまでも公共料金である「都市ガスの料金」のことを言っているのです。
じゃあ、プロパンガスはというと、実はプロパンガスは各家庭で料金設定が全く異なる「自由価格設定」なんです。
自分の家のガス料金を言えますか?
毎月のガス料金がいくらくらいだとか、先月のガス料金が2万円だったとかならぎりぎり答えられる人は多いかもしれません。
でも、「基本料金はいくら?」とか、「従量料金はいくら?」と聞かれれて大まかにでも答えられる人はいるでしょうか?
公共料金である都市ガスを使っている人でさえ、大まかな料金すらわからない人がほとんどではないでしょうか。
だから、たとえご近所さんと「ガス代が高くって・・・」とか、「先月のガス代がいくらいくらで・・・」という話題になっても、自分の家やお隣さんの家のガス料金の設定自体が違うことに気付くことはないんですね。
そもそも、プロパンガスの料金が各家庭で違う料金設定だと思っている人自体が少ないので、疑問すら持たないわけです。
プロパンガス業者はそういった事情をよくわかっているので、法外とも言える料金設定にしていることが往々にしてあるということをまずは知る必要があります。
ガス給湯器の交換をプロパンガス販売業者に依頼してはいけない理由
ガス給湯器が壊れたときにプロパンガス販売業者に連絡してはいけません。
正確に言うと、プロパンガス販売業者に「給湯器交換を依頼してはいけません」。
もちろん契約内容によるのですが、新築時からプロパンガス業者に無料で給湯器などのガス機器を設置してもらっている場合などは注意が必要です。
よく「無料貸与契約」という言葉が使われますが、表向きは「無料」のようにみえて、実はガス料金に上乗せされているだけなんですよね。
ガス機器が故障した際に無料で修理してくれる契約になっているなら、プロパンガス販売業者に連絡して修理してもらったほうがいいです。
でも、もし修理に来てもらった時に「もう古いので無料で新しい給湯器に交換しておきますね」なんて言われたら、きっぱり断る必要があります。
なぜなら、その給湯器交換は無料ではないからです。
しかも、交換してもらったら一定の年数の間、そのプロパンガス業者で高いガス料金を払い続けなければならなくなってしまいます。
考えてもみてください。
ガス給湯器の交換は、専門業者に頼めば通常10万円~25万円前後、暖房もできる給湯器なら30万円近くする場合もあるものです。
それを無料で交換してくれるなんてありえないんです。
もし本当に無料なら、私のような給湯器交換工事をメインの仕事としている業者は存在しませんからね。
無料じゃなくても安いんじゃない?という期待
「無料じゃないとしても、ずっと長い間契約してるから給湯器交換の専門業者に頼むより安いんじゃない?」なんて淡い期待はやめておきましょう。
殆どの場合は、ほぼ定価の本体価格と高い工事代と同じかそれ以上の金額換算になるからです。
「ただより高いものはない」
まさにこれです。
この料金体系は携帯電話やスマホの大手キャリアの料金に似ています。
一定期間うちのガスを使い続ける条件なら無料で給湯器をあげますよ、ということですね。
「2年間(縛り)」とか、「毎月端末代〇〇円割引」と明記している分、携帯料金のほうが良心的かもしれません。
プロパンガス業者は、こっそりガス料金に上乗せしているところが悪どいんですよね。
つまり、何年経ってもプロパンガス料金は高いままで、上乗せされたままということになっているわけです。
冷静に考えると給湯器を替えても替えなくても同じガス料金なわけですから、数十万円、年数によっては数百万円ものお金を余分に払わされているということなんですよ。
給湯器交換を専門業者に頼むだけでは逆に損
いままでの話の流れで、プロパンガス販売業者で給湯器を交換してもらうと損だというのはわかったとおもいます。
じゃあ、ガス給湯器を専門業者で交換すればお得になるのかといえば、そうではありません。
それだけではプロパンガス料金が高いままなので、給湯器の交換費用だけ余分にお金がかかってしまって本末転倒です。
最も重要なガス料金の見直しをしなければいけません。
プロパンガス料金の2つの見直し方法
このガス料金の見直しには2種類の方法があります。
- 他のプロパンガス会社に乗り換える方法。
- 今契約しているプロパンガス販売業者と料金の交渉をして値下げしてもらう方法。
1つ目の他の会社に乗り換える方法であれば、複数の会社に電話して自分の家の1年分のガス使用量を伝えればおおよその料金を教えてくれるはずです。
2つ目の今現在契約している会社との料金交渉は、会社に電話して交渉すればいいのですが、必ず他社で見積りをしてもらってからにしましょう。
値下げしてもらうにも基準というか根拠がないと足元を見られて、たとえ安くしてもらえても最小限の値下げ額にとどまってしまう可能性があるからです。
このあたりはガス料金に限らず、値下げ交渉の常套手段ですけどね。
自分で交渉しないやり方
上に書いた2つの方法だと、自分で交渉したりするのが億劫だと言う人もいるのではないでしょうか。
相手はガスのプロですから、専門外の素人が立ち向かおうと思うとちょっと気が引けてしまいますよね。
そんな方には、交渉を代行してくれるところがあるので、そちらを利用することをおすすめします。
幸いなことに、プロパンガス業界は古い体質を改善しようとする動きが活発になってきています。
今やガスを一切使用しないオール電化住宅も多くなってますし、石油などのプロパンガスの代わりになるものはいくつもあります。
さらには、エネファームやエコジョーズなど省エネ給湯器の登場でますますガスの使用量は減ってきています。
同じガスでも都市ガス会社が供給エリアを拡大していっているという現状もありますし。
そんな中で旧態然とした顧客の立場を考えない体質では、今後さらに減っていく人口と比例して業界は衰退していくばかりですからね。
そういった理由からも、現在はとても交渉しやすい状況になってきています。
思ったより簡単に安いガス料金で契約できるはずなので、騙されたと思ってやって見る価値はありますよ。
おすすめのプロパンガス料金見直しサイト
プロパンガスを見直すのに私が一番オススメのサイトをご紹介したいと思います。
プロパンガスおすすめサイトとして結構有名どころになりますが、「ガス屋の窓口」というサイトがあります。
基本的にガス会社を変更することが前提として安い料金になるというもの。
既に9万世帯以上の変更実績があるので、安心して任せることができると思います。
このサイトの大きな特徴として以下の3つかあげられます。
- ガス会社変更手数料や変更に関わる代行手数料などが一切無料。
- 永久監視保証がある。
- 1年間の返金保証がある。
順番に説明すると、
まず、手数料が一切かかりません。なので、ガス会社を変更したからと言って最初にかかる初期費用を取り戻すのにしばらくは安くなった恩恵が少なくなったりするというようなことが無く、変更すればすぐにメリットが発生するということです。
手数料だけでなく、工事費用なども一切かかりません。
永久監視保証というのは、「ガス屋の窓口」が常に各ガス会社のガス料金を監視していてくれて、万が一契約しているガス会社が個別に価格を上げたりした場合に、責任を持って元の価格に戻させるということをしてくれるというものです。
ガス会社側からすると、常に監視されているということでこっそり値上げをしようなんてことができなくなるという効果もあるわけです。
1年間の返金保証とは、ガス会社変更から1年以内に正当な理由であっても料金に変動があった場合は、「ガス屋の窓口」が差額分を返金するというものです。
「正当な理由であっても」というのがすごいところで、この理由には「原油価格の高騰」などの業界全体の値上げすら含まれているんです。
この返金保証は「ガス屋の窓口」が業界初ですあり、私がこのサイトをおすすめする一番の理由でもあります。
せっかくガス会社を変えて安くなったと思ったのに、何かと理由をつけてすぐに値上げされたりしたら、「サイトとガス屋が共謀して騙したんじゃないか」という気分になってしまいますからね。
紹介してくれるガス会社も、中堅から大手の優良な会社のみで、緊急時の対応もしっかりしてくれるところだけなので、デメリットは全く無いというお墨付きです。
面倒な手続きは「ガス屋の窓口」が一切やってくれるので、ほんとにガス代を安くしたいのなら、一度料金診断だけでも受けてみるといいですよ。
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