エアコンからくさいニオイがする、なんてことで困ってませんか?
エアコンを何年か使っていると、運転スイッチを押してエアコンが動き出した途端に、耐えられないほどの臭気がしてくることがあります。
今回は一般的なエアコンクリーニング業者の掃除のやり方で、カビ臭さや雑巾・靴下のような(すっぱい?)ニオイが取れるのかを書いてみたいと思います。
エアコンから出る臭いには2種類のニオイと原因がある
エアコンからするニオイの種類で、「カビくさい」ものと「酸っぱい」ものがあるようです。
私は10年ほどエアコンクリーニングを仕事としてやっていますが、「すっぱいニオイ」というものには未だかつて遭遇したことがありません。
多分、ニオイの感じ方の違いというか、表現の仕方の違いなだけで、実際は私も嗅いだことのある匂いなのかもしれません。
「すっぱいニオイ」と同じなのかわかりませんが、「カビくさい」ニオイとは別に「雑巾」のような「靴下」のようなニオイがした経験はあります。
「ガビ臭い」のは単純にエアコンの室内機の中がカビだらけになってるだけです。
熱交換器と呼ばれる部品とドレンパン、送風ファン、吹出口などにカビが繁殖しているとにおいます。
エアコンに顔を近づけただけでカビくさかったりすることも多いものです。
一方、「雑巾」とも「靴下」とも例えられるようなニオイは、多くの場合はエアコンクリーニングをしてもらった(もしくは自分でした)あとに出ることが多いものです。
簡単に言ってしまうと洗浄不足が原因のニオイなわけです。
エアコンクリーニングをしてもらったあとの方が臭い理由
洗浄不足と言ってもエアコンクリーニングをする前にはニオイがしなかったのに、掃除後のほうが臭いというのは、ちょっと変な気がしませんか?
確実にエアコンクリーニングの前より綺麗になっているはずですからね。
実際、エアコンクリーニングに立ち会った人であれば、真っ黒な汚水がエアコンから出てくるのを見ていたのではないでしょうか。
もしくは、最後にバケツに溜まった真っ黒な汚水を見せてもらってるかもしれません。
このニオイの原因については、結構はっきりした原因がわかってない業者が多いようです。
「洗浄不足」の一言で片付けてしまっている業者だと、もう一度洗浄し直しても、恐らくこの「雑巾」もしくは「靴下」のニオイは取り切れないでしょう。
「残った洗剤(薬剤)のニオイ」なんて業者が説明してきたら「こいつ適当なこと言ってるな」と思ってもらっていいですよ。
雑巾靴下臭とでも呼んでおこうかと思いますが、これは主にドレンパンに溜まっていたヘドロ状の汚れやホコリが、高圧洗浄機などの水圧によって跳ね上げられて、熱交換器のフィンに付着してしまったことによって発生しているものなんです。
雑菌を含んだヘドロ状の汚れが熱交換器のフィンに付着することによって、洗濯物の生乾き臭ならぬ、ヘドロの生乾き臭がしているわけです。
なので、この雑巾靴下臭を防ぐ、もしくは取り除くには、ドレンパンとその近くのフィンの洗浄とすすぎを、注意深く且つ念入りにする必要があるんです。
ダスキンやおそうじ本舗のエアコンクリーニングで臭いは取れるか?
私はおそうじ本舗の加盟店オーナーとしておそうじ本舗のお店を運営していましたので、当然おそうじ本舗のエアコンクリーニング講習を受けています。
でも、講習では手順を習うだけで、実際の汚れたエアコンの洗浄はやらせてもらえませんでした。
当然、高圧洗浄機の洗浄ガンの当て方とか、「ここを念入りに」みたいな指導は一切なかったんです。
ホントに形だけといった講習しか受けてないんです。
先に挙げた2種類のニオイ「カビ臭」と「雑巾靴下臭」のうち、「カビ臭」については真面目な作業者であれば、ほぼ完全に取り切ることが出来ます。
少なくともひと夏くらいクーラーを使ったくらいでは、ニオイ戻りすることもないはずです。
ただ、後者の「雑巾靴下臭」については、かなりの台数のエアコンを洗浄してきた人でも、はっきりとした発生原因を特定できてない人が多いので、こちらが目的の場合には、あまり頼んでも満足できる結果にならない可能性が高いかもしれません。
最後にダスキンについてですが、こちらについては私は直接講習を受けたわけではないので、あくまでも憶測です。
他の記事にも書いていますが、ダスキンの作業者はアルバイト・パート率が、おそうじ本舗に比べて格段に高いです。
それがそのまま作業の良し悪しに直結するとは言いませんが、私が今までに見てきたダスキンのハウスクリーニング作業だけで判断すると、念入りな作業をしているとは言い難い印象があります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が参考になりましたら嬉しいです。
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