エアコンクリーニング価格の平均相場は?作業内容で値段がこんなに違う

いざ、エアコンのクリーニングを業者に依頼しようとなったら、まずどの業者に依頼するかを決めなくてはいけません。

でも、「業者によって価格がぜんぜん違うけど何が違うのかわからない」「少しでも安いほうがいいけど安すぎると作業内容が不安」という人が多いのでは?

この記事では、エアコンクリーニング平均的な価格や、大手や中小の掃除屋さんの値段と作業内容の違いがわかります。

私は過去に10年近くおそうじ本舗の加盟店オーナーとして活動してきましたし、現在もエアコンクリーニングを中心にお掃除業をしています。

おそうじ本舗の他の加盟店の作業はもとより、それ以外のエアコンクリーニング業者の作業までたくさん見てきたので、どのくらいの価格だとどういった作業をするか大抵分かってしまいます。

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賢いエアコンクリーニング業者の探し方、決め方

エアコンクリーニング業者をネットで探してみると「ダスキン」「おそうじ本舗」などの大手をはじめ、業者紹介サイトや個人業者などがたくさんみつかります。

一般的に大手業者は価格が高く、紹介サイトなどに登録している個人業者などはかなり安い傾向があります。

そんな数多くの業者の中からどうやってエアコンクリーニング業者を決めたらいいんでしょうか?

価格が多少高くても、作業内容はもとより接客態度や周りへの気遣い(家の中を汚したりしないなど)を求めるのであれば迷わず大手業者、価格の安さを重視したいのであれば個人業者を選ぶというのが基本となります。

個人業者でも口コミを念入りに調べると、価格は安いのにしっかりした対応をしてくれる業者を見つけることも可能です。

エアコンクリーニングの平均的な価格相場は?

エアコンクリーニングの価格は、業者による開きが大きいので、その違いをしっかり理解しておく必要があります。

価格は最も安いところで壁掛けエアコン1台あたり5,000円くらいから、高いところでは40,000円前後といったところまであります。

大手である「おそうじ本舗」や「ダスキン」は毎年繁忙期の6月7月ごろで1台10,000円(税別)程度です。

エアコン1台よりも2台以上、複数台ならお得

今や一世帯に2台以上のエアコンがあるのは当たり前になっています。

汚れたエアコンが複数台あるのであれば同時に掃除を頼んだほうが断然お得です。

おそうじ本舗なら通常1台11,000円(税別)ですが、キャンペーン期間中などは2台以上同時クリーニングで1台あたりが10,000円(税別)になったりと、約10%程度安く依頼できます。

ダスキンは通常時が1台13,000円(税別)とかなり高めの料金設定ですが、複数台注文でおそうじ本舗とほぼ同じ料金の1台10,500円(税別)になったりします。
割引率でいうと約20%位になるので、ダスキンは2台以上のエアコンクリーニングでよりお得感が増します。

対して元から安い個人業者などは、複数台注文しても特に料金を割り引いてくれるところはあまり無いようです。

気を付けたいのが、複数台頼むと割安になるからといって掃除が必要なほど汚れていないエアコンまでクリーニングを依頼してしまうこと。

リビングなどのよく使うエアコンは毎年クリーニングしてもいいくらいですが、あまり使わない部屋のエアコンなら5~6年くらい掃除しなくても全く問題ないものです。
吹出口にライトをあてて目立った汚れがなければする必要はありませんよ。

防カビコーティングや除菌・抗菌コーティングなどのオプションは?

エアコンクリーニング業者で洗浄後の防カビ、除菌、抗菌コーティング処理をオプションに設定しているところは多いようです。

おそうじ本舗では「オールチタンコート」というコーティングを3,000円で施工していました。

1リットルで3万円以上という高価な薬剤を仕入れていましたが、確かに多少カビが生え始めるのを遅らせる効果はあるものの、謳っている1年間持続なんてしませんので翌年にはカビだらけです。

他の業者の防カビコーティングの類もだいたい1,000円~3,000円位が相場のようです。

キャンペーンなどでコーティングが半額やサービスになることもあるので、一緒に頼むとお得かもしれません。

ちなみに無料でやってくれるものは間違いなく安い薬剤を使った一時的な気休めです。

その他のオプションでは、室外機の分解クリーニングがあります。

室外機クリーニングは室内機と一緒に頼むと3,000円~5,000円くらいが相場のようです。

おそうじ本舗の場合は、室外機だけだと7,500円(税別)のものが5,000円(税別)に割引してもらえます。

室外機のクリーニングについては賛否あるようですが、「エアコン室外機の掃除の必要性や効果と頻度は?」を見てもらうと必要性や自分でのやり方などもわかります。

出張費は地方などで別途かかることがある

全国にエアコンクリーニングをしてくれる業者はありますが、どうしても都市部に集中してしまい、地方へ行くとほとんど業者がしない地域もあります。

それでもエアコンは汚れるので業者に頼むことになるわけですが、遠方から来てもらう以上は、ガソリン代や往復にかかる時間代も含めて出張費が別途かかる可能性があります。

他にも大手業者のキャンペーン内容は地域ごとに違ったりします。

期間限定で防カビコーティング代が無料になったり、スポンジなどがプレゼントでもらえたり、他のメニューとの同時注文で5%割引を受けられたりすることがあります。

お掃除機能付きエアコンの掃除は割増料金

各エアコンメーカーは通常のエアコンにお掃除機能を付加した「お掃除機能付きエアコン」を販売しています。

最近の家庭用壁掛けタイプのルームエアコンは「フィルターお掃除機能付き」と言われる、内蔵されたフィルター掃除ユニットによって、集塵フィルターを自動でお掃除してくれるものが人気で、非常に多く出回っています。

「お掃除機能付き」と聞くとエアコンクリーニングを頼む必要がないような気がしますが、あくまでも「フィルターお掃除機能付き」なのでフィルターしかお掃除してくれません。

このお掃除機能がついているとエアコンクリーニング業者としては手間が増えるので割増料金となります。

お掃除本舗だと1台15,000円~21,000円(税別)、ダスキンだと1台23,000円(税別)ですが、個人業者はまちまちで3,000円~5,000円ほど割増としているところが多いようです。
ただ、個人業者だとお掃除機能付きエアコンの掃除自体をやっていないところもあります。

お掃除機能付きなのになんで料金が高いの?っていう人は「エアコンの自動お掃除機能付きは必要か?」を見てもらうと割増になる理由がわかってもらえると思います。

さらに、エアコンのメーカーによってお掃除機能付きエアコンの料金設定を変えている業者もあります。おそうじ本舗はこのタイプです。

お掃除機能付きエアコンの仕組みは パナソニック、ダイキン、シャープ、富士通ゼネラル、日立、東芝など各メーカーごとに大きく違います。どうしてメーカーごとに料金を変える必要があるのかは「お掃除機能付きエアコンの比較」を見てもらうと納得してもらえるんじゃないでしょうか。

お掃除機能付きエアコンの”掃除”と業者の”掃除”は全く別物

お客さんの中には「お掃除機能が付いてるのに、普通のエアコンクリーニングより料金が高いの?」と聞かれたりしますが、そういった方はお掃除機能エアコンの「お掃除」と、業者が行う「お掃除」の違いがそもそも理解できていないのです。

エアコンについているフィルターお掃除機能とは、その名の通り集塵フィルターを掃除してくれるもの。
通常はエアコン(冷房運転でも暖房運転でも)を使用してスイッチを切った際に、自動でフィルターお掃除ユニットが動き出してお掃除してくれるので、普段意識することは無いと思います。

先ほど書いたように、フィルターお掃除機能はその名の通りフィルター”のみ”お掃除してくれます。
逆に言うとフィルター以外は一切お掃除しません。

どこのメーカーのエアコンであっても例外は無いと思ってください。※最近日立から送風ファンも掃除するエアコンが発売されています。

昔、パナソニック(松下電器・ナショナル)が「10年間お手入れ不要!!」という謳い文句で、このフィルターお掃除機能付きエアコンを売り出していた時期があります。

この宣伝文句を信じて買った人は、「え?うちのはお掃除不要のエアコンだよ?」と驚きます。

説明すると「すごく高かったけど、お掃除がいらないエアコンだって言われて買ったのに・・・」とがっかりしてしまいます。

そして正常にフィルター掃除がされていない確率が一番と言っていいほど高いのが、このパナソニック(松下電器・ナショナル)製だったりします。

パナソニック製のお掃除機能付きエアコンについてはエアコンの購入時の重要ポイント!フィルター自動お掃除機能の比較と選び方-パナソニックを見てください。

お掃除機能付きエアコンのしてくれる”掃除”については理解して頂けたでしょうか?
対して業者のする”掃除”は、当然フィルターのみの掃除ではありません。
それどころか、フィルターの掃除は”ついで“程度でしかありません。

エアコンクリーニング業者のする掃除の最大の目的は、>熱交換器の詰まりやカビ・ホコリの除去と、送風ファンを含めた吹き出し口のカビ・ホコリの除去。

なので、お掃除機能付きエアコンの”掃除”は、業者の言う”掃除”とは全くの別物なのです。

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実はフィルターお掃除機能付きエアコンのほうがカビが酷い訳

さらに、驚くべきことにこのフィルターお掃除機能付きエアコンのほうが、私の実感上、内部のカビが酷いことが多いのです。

スタンダードエアコンよりも、おそうじ機能付きエアコンのほうがカビが酷いとはどういう事か?
ここからは私の推測になりますが、恐らくフィルターの目の細かさが原因なのではないかと思っています。
他に大きな違いは無いので、それ以外に考えにくいんですよね。

どのメーカーのお掃除機能付きエアコンのフィルターも、網目が見えないくらい非常に細かい目になってます。

これだけ目が細かいと、かなり空気の通りが悪いはずです。
空気の通りが悪いという事は、水蒸気(湿気)はさらに通りにくいという事になります。

そして、このお掃除機能付きエアコンは高価であるが故に、一番使用頻度が高いリビングに設置されている確立が非常に高いのですが、これがさらに追い打ちをかけます。

最近の住宅はほぼ全てと言っていいくらい、リビングとダイニング、そしてキッチンがつながっているLDK構造になっています。

一見、壁や天井も真っ白で油汚れなんて付いていないように見えても、ほとんどのエアコンフィルターがキッチンから出る油煙(ゆえん)の油が付着してベト付いているのです。

困ったことに、お掃除機能付きエアコンは、ベト付いているフィルターをお掃除する前提で作られていません。

実はこのことは、エアコンの説明書に明記されていたりします。
「キッチンの近くに設置しないでください」と。

結果、内部が常に高湿度の状態となることでカビが酷くなってしまうわけです。

値段の違いによる作業の差とは?

エアコンクリーニング価格の開きが大きい理由の一つに、エアコンの種類の違いがあります。

一口にエアコンと言っても、家庭用の6帖用エアコンなどの小さなルームエアコンもあれば、店舗などの天井に埋め込まれている、業務用エアコンなどの大きなものまであります。

エアコンクリーニングはエアコン分解洗浄などと呼んだりもしますが、その名の通りある程度部品を取り外していく分解作業を伴います。

エアコン自体の大きさが違えば、分解に掛かる難易度や手間が大きく変わってくるので、ここでまず価格がわかれます。

壁掛けエアコンより天井埋め込みは掃除料金が高い

エアコンクリーニング業者が料金を決めるときに基準にするのは、「壁掛けタイプ」か「天井埋め込み(“天カセ””天吊り”など)タイプ」か、という事です。

最近では、一般家庭に天井埋め込み型のエアコンが設置されていることもさほど珍しくなくなりました。

「壁掛けタイプ」のエアコン掃除の相場は大体8,000円~20,000円くらい。
「天井埋め込みタイプ」や「天吊りタイプ」のエアコンクリーニングの相場は、20,000円から40,000円くらい。

料金にずいぶん開きがありますが、同じエアコン掃除業者でも形状や大きさ、能力(馬力)などによって大きく変わりますので、実際に見に来てもらうなどして確認してもらったほうがいいでしょう。

いきなり掃除当日になって「あー、このタイプは電話でお話しした金額の5,000円増しになるんですよー。」なんて言われても困りますからね。

エアコンクリーング料金の差が与える作業内容の差

今まで書いたのはエアコン自体の差ばかりです。

一番気になるのは、エアコンクリーニング料金が高い所と安い所で作業にどういった差があるかですよね?

まずは私が気を付けている作業の注意点を見てください。

養生をしっかりする。

  • 床に物を置く時は必ずシートかタオルを敷いてから。
  • 汚れや洗剤が飛びそうなところはビニールで覆う。

物を借りたり移動したりする時は一声かける

  • 水道や電気コンセントを借りる時は事前に了解を得る。
  • 壁の絵やテーブル等の家具を移動する際には事前に了解を得る。

浴室やトイレを借りた時は訪問時より綺麗にする

  • 浴室の洗い場を借りた後は水滴を拭き取っておく
  • 洗い場の排水口はブラシを使って掃除しておく。

なるべくこまめに声掛けをする

  • 事前に断ってあっても「~をお借りします」「中を失礼します」など。
  • 「洗浄が終わったので今から組み立てますね」「あと〇〇分くらいで終わります」

どうでしょうか?
そんなのあたり前のことばっかりじゃん!って思いませんでしたか?

でも、安い個人業者の口コミや体験談のなかには、上記のことに関わる苦情が一番多いんです。エアコンクリーニングの作業以前の接客態度から違いが出てくることも多いんです。

エアコンクリーニング自体の作業の違い

大手などの業者はマニュアルで作業内容が細かく決められています。

もちろん全員が全てマニュアルの通りやっているわけではありませんが、少なくとも非常識な作業は行わないものです。

個人業者は知識もないのに我流でやっているところも少なくないのです。

わかり易い例を挙げると、エアコンのコンセントを差したままどころか、運転状態でファンが回っているところに洗剤を吹付けて洗浄するなどです。

非常識だと思うことも平気でやっている可能性があるんですよね。

それが非常識だということすら知らないんですから仕方ないのかもしれませんが。

挙げるとキリがありませんが、価格の差は作業内容に出ます。

そして作業内容の差は作業時間に出ると言っても過言じゃありません。

作業時間と作業内容の関係性については「エアコンクリーニングの所要時間は何時間?作業時間の違いでわかる業者の掃除の差はこれだ!」に詳しく書いています。

特にケタ外れに安い1台5,000円などでやっている業者は、取り外したカバーやフィルターの掃除は対象外だったりするようです。

エアコンクリーニングの料金が高いからと言って必ずしも綺麗にしてくれるとは言えませんが、しっかりやってもらおうと思ったら1台1万円くらいの心積もりはしておいたほうが幸せになれますよ。きっと。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が参考になると嬉しいです。

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