エアコンの自動お掃除機能付きは必要か?フィルターは自分で掃除?カビと故障に要注意!

最近のエアコンは、省エネ性能の進歩が頭打ちとなっている影響もあるのか、色々な付加価値を付けたものが出回るようになってきました。

外出先からスマートフォンでエアコンを操作できるIoT(Internet of Things)対応の物なんていうものもありますね。
確かに便利ではあるのでしょうが、無ければ無いでいいような気もします。

そんな付加機能の中で最近主流となりつつあるのが、お掃除機能が搭載されたエアコン。

正確に言うと「フィルター自動お掃除機能付きエアコン」と言ったほうが良いのですが、フィルター以外のエアコン内部も清潔に保ちますよ、と言う意味であえて”フィルター”という単語を使ってないメーカーもあります。

フィルター以外のエアコン内部も清潔に保つ、というのは現状どのメーカーのエアコンも”誇大広告”と言ってはばからないと思っています。

清潔に保つとはつまり、内部のカビを抑制しますという意味で言っているのだけど、ダイキンのストリーマーしかり、シャープのプラズマクラスターしかり、どれも実際はカビだらけなんですよね。

では、この「お掃除機能付きエアコン」は買いなのでしょうか?
実状を踏まえて書いてみたいと思います。


フィルター自動お掃除機能付きエアコンは重要な設置制限がある!

フィルター自動お掃除機能付きエアコン。
長いよ、名前が。(苦

まぁそれはさておき。
この長ったらしい名前のエアコンですが、みなさんが見落としている設置場所の制限があります。

これは家電屋さんではまず説明してくれない事なのですが、とても重要なことなんです。
説明書にもそれとなく書いてあります。

それは、キッチンに近いところに設置してはいけない、という事。

キッチンに近いところ、そうです、LDK構造のL(リビング)・D(ダイニング)・K(キッチン)。
キッチンは当然の事、リビングやダイニングも設置してはいけません

なぜでしょう?
それは、油が吸い込まれてフィルターに付着してしまうからです。
そして、フィルターに付着した油に、ホコリが張り付いてしまうのです。

お掃除機能付きエアコン 油


↑ エアコンの上部にうっすらと油がついている。こうなるところには向かない。

本来、エアコンのフィルター自動お掃除機能は、フィルターについたホコリをブラシなどで掻き集めているのですが、油にホコリがくっついてしまっていると掻き集められなくなってしまいます。

更に、フィルター自動お掃除機能付きエアコンのフィルターは詰まりやすいのです。

従来のエアコンのフィルターは、目で見ると”網”という感じですが、お掃除機能付きエアコンのフィルターは網ではなく”布”と言ってもいいくらいに目が細かい。
これも詰まりやすさの原因となっているのです。

お掃除機能付きエアコン フィルター


網目が見えないくらい目が細かい。

料理をする時はまず油を使うと思いますが、みなさんが思っている以上に、この油が水蒸気とともに油煙となって、かなり遠いところへも飛散しているのです。
毎回ちゃんとコンロの上の換気扇を回していてもです。

ただ、これは私が実際にエアコンクリーニングの現場で実感しているだけであって、説明書には”リビングやダイニングにも設置してはいけない”とは書いてありません

LDKの構造上、キッチンが吊戸棚や垂れ壁などで隔離されている感じになっていて、更にコンロの対角線上の一番遠いところにエアコンが設置されているような場合は、影響が少なかったりすることもあり得ますので、”絶対ダメ”とは言えないのはもちろんです。
料理の頻度や、油を使う頻度などによっても変わってきますしね。

自動お掃除機能付きエアコンは必要か?

上に書いたような油の影響を受けない部屋であれば、フィルター自動お掃除機能付きエアコンはおすすめです。

エアコンのフィルターがホコリで目詰まりした状態で使用していると、エアコンの効きが悪くなるばかりか電気代も余計にかかってしまいますよね。
そういったことを防ぐには、フィルター自動お掃除機能でこまめにホコリを取ってくれるのは理想的だと言えます。

従来のエアコンのように、フィルターをこまめに手で掃除すれば良いのですが、前面カバーを開けないとフィルターにホコリがついているかわからない上に、高いところに設置されていると、安全面から見ても手で掃除するのが好ましくない状況もあると思います。

吹き抜けのような高いところに設置されるエアコンや、高齢の方のお宅などにはとてもいい選択肢だと言えるでしょう。

自動お掃除機能付きエアコンのフィルターを自分で掃除?

フィルター自動お掃除機能付きエアコンのフィルターを、自分で掃除するとはどういう事でしょうか?

現在ほとんどのメーカーが採用している「ダストボックス式」のお掃除エアコンは、エアコンの中にある”ゴミ箱”にゴミがたまるようになっています。
ゴミ箱の掃除は数年に一度捨てればいいと説明書には書かれていますが、これはあくまでも一般的な”目安”。

エアコンの中の状況確認がてら、年に一度はダストボックスの掃除をしましょう。
中には1年でダストボックスが一杯になってる場合もあれば、ダストボックスは空なのにうまく掃除されてなくて、エアコンの中がホコリの団子だらけになってる場合も多いのです。
特に”ダストボックス式でない”タイプは、こまめに中をチェックすることをお勧めします。

フィルター自動お掃除機能付きエアコンのフィルターは、目が細かいがゆえに目詰まりもよく起こすので、フィルターも年に一度は取り外して手で洗ってやることをお勧めします。

いくら”自動”といっても、こまめに手をかけてやることで、いつまでも快適に使えると思いますよ。

フィルター自動お掃除機能付きエアコンはカビと故障に要注意!

フィルター自動お掃除機能付きエアコンも従来型のエアコンと同様、中にカビが発生しますので定期的なエアコンクリーニングが必要です。

もっと言うと、従来型エアコンよりもフィルター自動お掃除機能付きエアコンのほうが、カビが酷いです。
私見では、ストリーマーやプラズマクラスターが搭載されていても変わりありません。

カビが酷い理由は、先ほど書いたように”フィルターの目が細かい”こと。
フィルターの目が細かいことで、内部の湿気が外に逃げにくいのです。
フィルターに油やホコリが詰まってしまっていると、もう最悪です。

そして、フィルターお掃除機能の部分はよく壊れてます
ホコリが詰まって可動部が動かなくなってしまうのです。
なかには、モーターが焼けてしまって、ホコリを取り除いても動かなくなってしまっているものもあります。

救いなのが、お掃除機能部は、故障していても冷房や暖房の使用には直接支障がないことです。
なので、手でフィルターを掃除するようにしてやれば、修理しなくても使えることは使えるんですね。

業者にエアコンクリーニングを頼む際は1.5倍から2倍の料金がかかる!

購入時、フィルターお掃除機能付きエアコンは、従来型エアコンよりも数万円高いです。

そして、さらにエアコンクリーニングを業者に依頼する際は、従来型エアコンの1.5倍から2倍の料金が掛かるのが相場。

エアコンの室内機にある集塵フィルターが詰まっていると電気代が余計にかかる、というのはよく耳にすると思います。

実際、このフィルターが詰まっていると、エアコンが吸い込もうとする風の流れが妨げられてしまうので、エアコンの設定温度を低くしたり、風量や風速を増やしたりしないと部屋が冷えなくなって、結果、電気代が多くかかることになります。

このフィルターの詰まりを防いでくれるのがお掃除機能付きエアコンの特徴なわけですが、この内蔵されたお掃除ユニット部が、エアコンクリーニングをする際にはかえって邪魔になるので、分解して取り外さなければならないのです。

フィルターお掃除ユニットには、いくつものモーターやセンサー、スイッチ類が組み込まれていて、分解する際は沢山の配線を取り外したりする手間がかかるわけです。

まとめると、購入時とクリーニング時の価格差が気にならなくて、且つ油の影響を受けない環境である場合は、購入する利点が大きいと言えるのでは無いでしょうか。

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