洗濯機の簡単な掃除の方法教えます!酸素系漂白剤は洗剤の量が重要!塩素系漂白剤との違いは?

1950年代後半に「三種の神器」と呼ばれて豊かさや憧れの象徴の一つとされた洗濯機。

現在ではボタン一つで洗濯から乾燥までこなしてくれるまでになっています。

いつも衣類を綺麗にしてくれる洗濯機ですが、最近ではその洗濯機自体を掃除するのが当たり前になっています。

この記事では自分でできる洗濯機の掃除の手順やお勧めの洗剤、掃除後に綺麗に使い続けるコツなどを紹介します。

私はおそうじ本舗の加盟店として10年近く店舗を運営してきましたが、洗濯機を分解しての洗濯槽クリーニングも数多くこなしてきた経験があります。

洗濯機の掃除はなぜ必要なの?

洗濯機を覗き込んでみると、洗濯槽のステンレスがピカピカに光っているのもあって一見汚れているようには見えないものです。

むしろ「中はキレイじゃん!」なんて思うかもしれません。

でも洗濯機の汚れというのは、見えない裏側がひどいんですね。

閲覧注意ですが、下の写真を見てください。

左から洗濯槽(ひっくり返してあります)、洗濯槽が入っている洗濯機本体側、パルセーターの順番です。

パルセーターというのは、洗濯機を覗き込んだ時に一番下に見える円盤状の部品です。これがくるくる回って洗濯物をかき混ぜます。

これは私の自宅で使っている洗濯機を初めて分解洗浄したときのものです。

結構汚れてますが、お客さん宅の洗濯機ではもっと汚れているところも結構あるので、程度としては中程度なんですよ。

こんなカビなどの汚れが洗濯物と一緒に同じ洗濯機の中でかき回されていると考えるとゾッとしませんか?

部屋干しの生乾き臭は洗濯機が原因かも

梅雨時など外に洗濯物が干せない時は部屋干しをすると思います。

そこで気になるのが部屋干し臭、生乾き臭などと呼ばれる衣類の嫌な臭い。

部屋の中の浮遊カビ菌も一つの原因ではあるものの、洗濯槽の汚れが大きな原因だということは上の写真を見れば納得なんじゃないでしょうか。

洗濯機掃除は業者か自分でやるかどっち?

洗濯機の掃除をするなら、自分で洗剤を使ってやるか、業者に頼んで分解洗浄をしてもらうかのどちらかになります。

業者に頼むメリット

業者に頼めば洗濯機から洗濯槽を取り出して徹底的に掃除してくれます。

洗剤で汚れを浮かすだけとは違い、カビなどの汚れに直接濃い洗剤をかけて、直接ブラシやスポンジなどで物理的に掻き落とします。

業者に頼むデメリット

デメリットとしては金額が高い事。

だいたい15,000円から20,000円位が相場だと思います。

あと、業者が作業するためのスペースを確保しないといけないので、洗濯機周りの邪魔になるものを全て移動しておかないといけません。

洗濯機の上に組み立て式のパイプ棚などを設置してあると、それも取り外す必要があったりします。

自分でやるメリット

自分で掃除するなら洗濯槽クリーナーを買ってくればいいだけなので、とにかく安く済むのが最大のメリット。

分解するわけではないので、洗濯機周りを片付けなくていいのもお手軽です。

自分でやるデメリット

洗濯槽クリーナーで掃除するときの最大のデメリットは、中途半端に汚れが取れてしまうこと。

特に長年使っている洗濯機で汚れが酷いと、何回洗濯槽クリーナーを使って掃除しても延々とゴミが出てくることがあります。

洗濯ものに付く汚れは掃除のサイン?

洗濯が終わって洗濯物をみたら何やら黒いゴミが無数についてきた、なんてことが起こったら、それは洗濯槽の裏側がかなり汚れが溜まっているというサイン。

洗濯物にゴミが付いてきたら、すぐにでも洗濯機を掃除しましょう。

この黒いゴミはほとんどがカビなんですが、洗剤カスや皮脂汚れなども抱き込んだ汚れなので、早急に対処したほうが良いでしょう。

ただ、この衣類につく黒い汚れを洗濯槽の掃除の目安にしてはいけません。

このゴミが出てくるということは、かなり汚れが進行している状態だと考えられるので、洗濯槽クリーナーの掃除だけでは失敗する可能性も高くなってしまいまうんです。

洗濯機の掃除の頻度は?

洗濯機の掃除を自分でするのであれば、掃除の頻度は月に一度を目安にしましょう。

洗剤代なんて数百円ですから、面倒くさがらずにやることです。

汚れが膜状につながってしまうと剥がれにくくなることと、薄い汚れのうちなら剥がすというより洗剤が汚れを溶かしてくれるからです。

洗濯機の掃除のリスク

自分で洗濯機を掃除する際のリスクは、上にも書いたように洗濯槽クリーナーを使った後、いつまでも延々とゴミが出続けたりすることです。

直接ブラシなどで擦れない以上、一度こうなってしまうと中々ゴミがなくなりません。

実はプロに洗濯槽分解クリーニングを依頼してくるお客さんの中には、自分でやったらゴミがいつまでも出てくるようになって困ってる、というのが結構多いんです。

そして一番困るのは、業者に来てもらうまで洗濯が一切できなくなること。

洗濯槽クリーニングをしてくれる業者は、実は結構少ないので見つけるのも結構苦労するかもしれません。

おそうじ本舗の話をすると、洗濯機分解クリーニングはメニューにはあるものの嫌がる店舗が多くて、私の周りの加盟店はほとんど依頼があっても断っていました。

かく言う私も、途中から断るようになりました。

理由は、私の場合は腰痛の悪化でしたが、殆どの店舗は「狭くてやりにくいし時間ばっかりかかって割に合わない」という理由でした。

洗濯槽の掃除に使える洗剤3つ

自分で洗濯槽を掃除するための洗剤ですが、大きく分けて3種類あります。

酸素系漂白剤

過炭酸ナトリウムが成分で、使用すると炭酸ソーダと酸素と水に分解されるので環境にも優しいエコな洗剤です。

液体タイプと粉末タイプがありますが、それぞれ液性が違います。
粉末タイプがアルカリ性で、液体タイプは酸性です。

酵素系漂白剤とも呼ばれます。

塩素系漂白剤

塩素で汚れを漂白します。

強力な殺菌効果があるので、カビ菌やノロウィルスも殺菌できます。

酸性のものと混ざると人体に有害な塩素ガスが発生します。

アルコールやクエン酸など洗剤以外の酸性物質にも反応するので注意が必要です。

重曹やクエン酸

家庭で安心して使えるエコな洗剤として有名です。

料理などに使えるなど口に入れても安全ですが、安全であるがゆえに殺菌力などはあまり期待できません。

料理で使うためにストックがあるのであれば便利ですが、洗濯槽クリーナーとしてわざわざ購入する意味は余りありません。

酸素系漂白剤もエコで入手しやすい洗剤なので、そちらを使うほうがおすすめです。

酸素系漂白剤や重曹を使った洗濯槽の掃除方法

どの洗剤を使う場合でも同じですが、必ずその日に出た洗い物は洗濯をすませておきましょう。

リスクの項でも説明したように、洗濯機の掃除に失敗すると洗濯が一切できなくなる可能性があります。

糸くずネット、ゴミとりフィルターを外しておく。

洗剤とブラシを使ってフィルターの汚れを落としたあと、黒いカビなどが染み付いている場合はカビ取り剤を吹き付けて放置しておきます。

50℃くらいのお湯を満水位以上までためる。

酸素系漂白剤が最も洗浄効果を発揮するのが50℃くらいの温度です。

酸素系漂白剤はその性質上、酸素を沢山放出しながら発泡性を利用して汚れを落としていきます。

40℃以上あれば洗浄効果はありますが、洗っているうちに冷めたりするので少し高めの温度のお湯を入れましょう。

冷水だと洗浄効果が格段に落ちてしまいます。

温度が高すぎても洗浄力は落ちます。

汚れへの反応速度よりも酸素の放出速度のほうが早くなって発泡しなくなるためです。

あと気をつけるのはお湯の量。水位です。

満水位よりも更に少しだけ多めにお湯を入れておきましょう。

特にいつも洗濯物を満杯まで入れて洗濯している人は、洗濯槽の裏側の汚れが満水位位置よりも上までこびりついているので、全て落とすためにも多めの水位にしておきます。

酸素系漂白剤の量

酸素系漂白剤の量はお湯10Lに対して100gを目安にします。

8kg洗いや10kg洗いなどの大容量洗濯機の場合は一袋(大体の製品が500g)では足りないかもしれません。ただし汚れによります。

洗濯機を5分程度回す

いつもどおりスタートボタンを押して洗濯機を回しますが、必ず脱水が始まる前に止めます。

コースは標準で大丈夫です。

5時間程度放置後ゴミすくい

運転を止めたら洗濯機の蓋を閉じたままで5時間程度放置します。

あまり長く放置しても効果は変わりません。

この時点でかなりのゴミが水面に浮いてきているはずです。

ゴミすくいネットなどで取り除いておきましょう。

再度洗濯機を5分程度回して→すすぎ→脱水

浮いた汚れを洗濯槽から剥がすために5分程度回します。

洗い時間を5分にセットして、そのまますすぎ→脱水と運転します。

洗いの途中で一旦停止して、もう一度ゴミすくいネットでゴミをすくっておきます。

この時すすぎのお水がたまった時点で、少しお水を足して水位を上げてやるとより良いです。

もう一度 洗いから脱水までのテスト

実際に洗濯物を入れて洗濯する前に、必ずゴミが出なくなっているか最低でもひと通り運転確認したら完了です。

塩素系漂白剤を使った洗濯槽の掃除方法

塩素系漂白剤を使った洗濯機の掃除の場合は、酸素系クリーナーを使う場合と違い、放置時間が不要です。

基本的には各洗剤メーカーから販売されている「洗濯槽用クリーナー」を使うことになるので、各製品の説明書に従って使用します。

だいたい3分前後通常通り運転をして、すすぎ~脱水したら完了です。

気を付けるのは水位設定を最高水位まで上げておくことです。

低い水位のままだと洗濯槽の上の方は汚れがキレイになりません。

塩素系洗濯槽クリーナーは、酸性のものと混ざると塩素ガスが発生して非常に危険です。

必ず単品で使用するように心掛けましょう。意外と酸性のものは家庭内に沢山ありますよ。

糸くずネットやゴミ取りネットの掃除

結構掃除し忘れてる事が多いのが、このゴミ取りネット。

お客さんのところに洗濯機の掃除に伺うと、結構糸くずネットにゴミがたまったままになって真っ黒にカビてしまってることが多いです。

普段からこまめにお掃除しておきたいものですが、もしカビていたらカビ取り剤に漬け置きするなどしてキレイにしておきましょう。

洗濯機の排水ホースの掃除方法

洗濯機の排水ホースを外して掃除したことがある人はどれくらいいるでしょう?

排水ホースや排水口はかなり汚れています。

たまに掃除してやらないと糸くず等が絡み合って詰まりを起こしてしまいます。

排水ホースなどが詰まると脱水が遅くなったりしますし、排水口が詰まると排水あふれで床が水浸しになってしまう可能性があります。

排水ホースは意外と簡単に取り外すことが出来ます。

機種や設置状況によっては洗濯機の下の隠れた部分にホース接続位置がある場合があるので、洗濯機を傾けて下から外すものもあります。

取り外したホースはカビ取り剤を吹き付けて放置するか、洗剤を入れたお湯に漬け置きします。

洗濯機のカビや汚れを防ぐ使い方

せっかく洗濯機をキレイにしたら、なるべく長くキレイを保ちたいですよね。

ちょっとした心掛けでカビを生えにくくして気持ちよく洗濯機が使い続けられます。

掃除の頻度は月に一度を守る

ご家庭によっては2ヶ月や3ヶ月ごとの掃除でも構いませんが、なるべく汚れが薄いうちにやるほうが、楽ににキレイを保てます。

毎日必ず洗濯機を回すご家庭は、月に一度の洗濯槽クリーニングを欠かさずやっておけば、常にキレイな状態で使い続けられますよ。

洗濯機の蓋は開けておく

ただでさえ洗濯機の中の湿気はなかなか抜けません。

使っていない時に蓋をしておくと、特に夏場は高温多湿になりやすいので注意が必要です。

最近の乾燥機能付き洗濯機は、2重蓋になっている上に内側の蓋は気密性が高いので、全く水分が抜けません。

必ず開けておくようにしましょう。

ただし、洗濯機の中に入って遊んでいた子供が痛ましい事故にあったという事例もあります。

小さい子供やペットが立ち入らないようにくれぐれも注意してください。

洗濯機を汚れた衣類入れにしない

脱いだ衣類を洗濯機の中に放り込んで放置しないようにしましょう。

洗うものは洗濯カゴに入れて、洗濯直前に洗濯機に入れるべきです。

汗などで湿った衣類は、洗濯槽のカビ汚れと反応して臭くなりやすく、更に洗濯槽側のカビも増殖させてしまうことになります。

洗剤や柔軟剤が多すぎるとカビの餌に

洗剤や柔軟剤は適量のみ入れましょう。

洗剤を多く入れても洗浄能力にはほとんど変化はありません。

特に最近流行りのビーズ型の柔軟芳香剤は入れすぎると中々溶け切らず、洗濯槽裏側の水位線あたりにこびりつく傾向があります。

過去に洗濯槽のまわりにぐるっと柔軟剤入り芳香剤がこびりついているのに何度も遭遇しています。

せっかく洗濯物をキレイにしてくれる洗濯機。
上手に使っていつもいい香りのする服を気持ちよく着たいですよね。

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