洗濯槽の裏側のカビをゴシゴシブラシで洗って掃除したい、と思っている人もいるはず。
おそうじ本舗などのハウスクリーニング会社に頼めば分解洗浄をやってくれますが、結構料金が高いのがネック。
この記事ではメーカーごとの洗濯機の分解方法と、洗濯槽の洗浄のやり方を紹介します。
必要な道具も載せておきますので参考にしてください。
洗濯機の中はカビや汚れがびっしり
洗濯機の中にある洗濯槽の裏側はカビや皮脂汚れなどが付着して真っ黒。
洗濯槽クリーナーなどの洗剤だけでキレイに落とせれば問題ないんですが、なかなかそうはいきません。
洗濯槽の裏が汚れたままだと部屋干しした時に臭いがひどかったりしたらがっかりですよね。
洗濯機のメーカー別分解方法
洗濯機の分解方法はメーカーによって違いますが、大きく分けて2種類に分別出来ます。
一つは洗濯槽が38mmのナットで固定されているメーカー、もう一つは8mmか10mmのボルト4本で固定されているメーカーの2種類です。
日立、パナソニックの洗濯機の分解のやり方
まず最初に洗濯機の上部カバーを開けます。
大抵は手前側2本と奥側2本の計4本のネジで上部カバーと本体が固定されています。
上部カバーをあけることが出来たら、洗濯槽の周りの隙間を隠している大きな白いプラスチックのO型のカバーを外します。ネジ数本と爪を外せば取れます。
その後、洗濯槽の底の部分にあるパルセーターの中心のネジを1本外します。
特に日立のビートウォッシュという機種はパルセーターが固着してはずれないことが多いので、周りの小さな穴にネジなどをねじ込んで、揺らしながら外してやると取れるはずです。
どうしても外れない時は、裏技を使います。
パルセーターのネジを外したままで洗濯機を運転してやると、大抵外れて浮いてきます。
日立とパナソニックは、洗濯槽と本体の接続に38mmのフランジナットが使われています。
ここからやっとお目当ての洗濯槽の取り外しにかかります。
この日立やパナソニックの洗濯槽を固定しているタイプは、もう一つの4本のボルトで固定されているタイプと比べると、若干特殊な工具が必要なのでやりにくいかもしれません。
業者は専用の「ハンマーレス フランジナット外し」という工具を使うのが一般的です。
ただ、この専用工具は高い上に入手しづらいので、38mmのソケットレンチを使用するのが得策です。
コツとしては力が入りにくいので、レンチの柄の部分を金槌でコンコンと叩きながら少しずつ緩めたり締め付けたりすることです。
フランジナットが外れたらいよいよ洗濯槽の取り外しですが、このタイプの洗濯槽はなかなか抜けてこないことがあります。
洗濯槽が抜けてこない時はギヤプーラーを使って引き抜きましょう。
シャープ、東芝、サンヨー、アクア、ハイアールの洗濯機の分解方法
まず最初に洗濯機の上部カバーを開けます。
大抵は手前側2本と奥側2本の計4本のネジで上部カバーと本体が固定されています。
上部カバーをあけることが出来たら、洗濯槽の周りの隙間を隠している大きな白いプラスチックのO型のカバーを外します。ネジ数本と爪を外せば取れます。
その後、洗濯槽の底の部分にあるパルセーターの中心のネジを1本外します。
パルセーターが固着してはずれない時は、周りの小さな穴にネジなどをねじ込んで、揺らしながら外します。
パルセーターが外れない時の裏技的なやり方は、ネジを外したまま洗濯機を運転してやること。大抵外れて浮いてきます。
パルセーターを外すと底に4本のボルトが止まっているのが見えるはずです。
メーカーによって大きさが違いますが、8mmか10mmのどちらかなのでソケットレンチなどを使って外します。
注意点として、このタイプのボルトはなぜか鉄製が使われていて、錆びていると折れることがあります。
経験上1本の折れなら問題ありませんが、それ以上折れてしまうと振動に耐えられなくなる可能性があるので、1本折れた時点で中断して諦めたほうが良いと思います。
洗濯槽を思う存分こする
洗濯槽が外れたら、あとは思う存分気の済むままキレイにしてください。
結構洗濯槽の汚れは頑固でこびりついているので、できるだけ分解前に一晩洗たく槽クリーナーで漬け置きしておくことをおすすめします。
漬け置きしておいたとしても洗濯槽の底の格子状になっている部分の汚れ取りにはかなり時間と労力がかかるはずです。
洗浄が終わったら元通り組み付けて洗濯機の分解掃除完了です。
どうでしたか?業者の料金設定は妥当だと思いましたよね?笑
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