電力会社の比較でわかったおすすめランキング7社!乗り換えで安くなる選び方

「電力会社を乗り換えると電気代が安くなるっていうけど、たくさんあってかわからない」
「電気の乗り換えでデメリットはないのかな?」

2016年4月1日に電気料金が自由化されてから、頻繁にテレビやネットで電気の乗り換え広告を目にしますよね。

お得になるのはわかっていても、調べるのがメンドくさくてあと回しにしている人も多いのでは。

新電力といわれる電力会社を比較して、今かかっている電気代だとどこに乗り換えれば安くなるのかを調べてみました。

電力会社の選び方と、実際の料金で比較したおすすめランキング7社をご紹介します。



電力会社のおすすめランキングBEST7!

新電力会社のおすすめランキング7社を紹介します。

ここで選んだ基準は「どれだけ電気代が安くなるか」。

電力会社を乗り換える一番の目的は「電気代を安くする」ことだと思います。

ガソリン代が安くなったり、携帯代が安くなったりする会社もあるので、自分が利用するサービスも含めてどれだけ節約になるかも考慮に入れて決めることをおすすめします。

このランキングの比較対象にしたのは、我が家の実際の電気料金で以下のとおりです。

契約アンペア:30A 年間の総電力使用量:5,083kWh 年間の電気料金:136,580円
電力使用量 電気料金 電力使用量 電気料金
1 407kWh 10,829円 7 482kWh 13,182円
2 331kWh 8,758円 8 810kWh 22,307円
3 335kWh 8,645円 9 590kWh 15,865円
4 317kWh 8,620円 10 425kWh 11,190円
5 379kWh 10,399円 11 329kWh 8,675円
6 349kWh 9,458円 12 329kWh 8,652円

我が家の電気の使用状況
夏場:リビングの14畳用(4.5kW)のエアコンがほぼ毎日1日中つけっぱなし状態。
冬場:電気の暖房はほとんど使わず、ガスファンヒーターがメイン。

ランキングの各新電力の説明欄にある「おトク額:」は、上記の我が家の電気料金と比較した場合のお得になる電気代の額です。

1位:HISでんき HTBエナジー 
HISでんき

おトク額:年間6,996円!

HTBエナジーは、航空チケットの販売などの旅行事業やハウステンボスの運営などで知られるHIS(エイチ・アイ・エス)が始めた新電力会社。

サービス提供地域も北海道から沖縄まで全国を網羅しています。

基本料金無料、プラン別で一律従量料金のわかりやすい料金体系。
使用量の少ない人から多い人までお得になる割引率の設定で、最大9%もの電気代がお得になります。

更に一日のうち2時間が無料になる「ママトクプラン」や、HISの旅行を使うほど安くなる「HIS旅トクプラン」といった独自のプランがあるのも魅力的です。

2位:あしたでんき TREND株式会社(東京電力グループ)

おトク額:年間5,895円!

「あしたでんき」は東京電力のグループ会社であるTRENDが運営する新電力会社です。
電力自由化に伴い新たに設立されました。

サービスエリアは6つの電力会社のエリアとなっています。
東京電力、東北電力、中部電力・関西電力・中国電力・九州電力
北海道・北陸・四国。沖縄の4エリアと一部の離島地域はサービス対象外となっています。

3位:ENEOSでんき JXTGエネルギー

おトク額:年間4,841円

「ENEOSでんき」はガソリンスタンドでおなじみのエネオスのJXTGエネルギーホールディングスが運営する新電力会社。

JXTGエネルギー自体は、全国30ヶ所以上の製油所などに発電設備をもっていて、2016年に電力が自由化される更に前の2003年から電気事業に参入しています。

石油のイメージが強いですが、石炭や天然ガス、水力、太陽光、風力などの再生可能エネルギーの活用にも取り組んで、環境負荷の少なくすることにも取り組んでいます。

サービスエリアは、東北・関東・関西・中部・北陸・四国・九州の7つのエリア。

ガソリンスタンドの会社らしく、ガソリンと軽油が1円/L引き(150L/月まで)になるので電気代のお得額に加えて更にお得になります。
ガソリン・軽油の割引はENEOSカードでの支払いに限られますが、いつも使っているガソリンスタンドがENEOSならおすすめです。

4位:昭和シェル石油の電気 「選べる電気」

おトク額:4,472円

「昭和シェル石油のでんき」は言わずとしれたガソリンスタンドの昭和シェル石油が運営する新電力会社。

サービスエリアは、9エリア。
北海道電力エリア・東北電力エリア・北陸電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリアの9エリアとなっています。

車に乗る人にはうれしい「カーオプション」なら、ひと月に100Lまでの制限があるものの、ガソリン・軽油が2円/L引きになります。
しかも、昭和シェルのクレジットカード以外のカードでも、登録さえしておけば割引が受けられるというのは嬉しいですね。
Pontaカードを登録しておけば現金払いでも割引になります。

5位:Looopでんき 株式会社Looop

おトク額:年間3,860円

「Looopでんき」は、もともと太陽光や風力などの再生可能エネルギーを利用した発電の開発および設置・販売を行っていた会社です。
そのため、Looopのソーラー発電システムを購入された方や、Looopに発電した電力を供給している方が受けられるソーラー割といった割引オプションも用意されています。

サービス提供エリアは9エリアで、北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力の管轄エリアとなります。

6位:楽天でんき 楽天エナジー
楽天のでんき

おトク額:3,332円

「楽天でんき」は、言わずとしれた楽天市場ので有名な楽天グループの楽天エナジーという新電力会社が運営する新電力です。

サービスエリアは、9エリア。
北海道電力エリア・東北電力エリア・北陸電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリアの9エリアとなっています。

楽天でんきは楽天のサービスを利用していて楽天ポイントを利用する人におすすめです。

料金シュミレーションの多くになる金額に楽天ポイントが加味されて、「実質〇〇円お得!」といった表示がされるので注意が必要です。

7位:ソフトバンクでんき Softbank

おトク額:2,616円

「ソフトバンクでんき」は携帯会社で知られるソフトバンクの新電力会社です。

サービスエリアは、9エリア。
北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリア・沖縄電力エリアの9エリアとなっています。
沖縄電力エリアでサービスを提供している新電力は少ないので貴重かもしれません。

携帯電話のキャリアらしくスマホなどのモバイル電話回線1回線につき100円/月割引のサービスがあります。

電力会社の電気料金の比較

上のランキングで登場した電力会社の電気料金をまとめてみます。
家庭向けの料金のみの一覧です。

電力会社 基本料金 従量単価(1kWhあたり) 縛り 解約金
HISでんき ※1 20A:  560.56円
30A:  806.52円
40A:1052.48円
50A:  715.00円
60A:  858.00円
20.65・25.03・27.92円
19.81・24.01・26.79円
19.38・23.50・26.21円
23.54円
23.54円
1年目のみ 1年未満:2,000円
2年以上:無
あしたでんき 標準:0円
たっぷり:3,000円
標準:26.00円
たっぷり:21.50円
ENEOSでんき ※1
10A:  286.00円
20A:  429.00円
30A:  572.00円
40A:1144.00円
50A:1430.00円
60A:1716.00円
20.85・24.77・26.49円
昭和シェル石油の電気 ※1 1144.0円 21.07・24.96・26.32円
Looopでんき 0円 地域によって異なる
21.3円~29.5円
   
楽天でんき 0円 地域によって異なる
22.00円~30.00円
ソフトバンクでんき ※1 10A:  260.00円
20A:  520.00円
30A:  780.00円
40A:1040.00円
50A:1300.00円
60A:1560.00円
19.68・30.26・235.84円 1年ごと 500円

※1:従量料金は「~120kWhまで・120超過~300まで・300kWh超過~」の3段階

電力会社のおすすめと理由

ランキングにも書きましたが、もう一度我が家の使用量を例にしたおトク額を一覧にしてみます。

おトク額の比較対象は中部電力の電気料金です。

契約アンペア:30A 年間電力使用量:5,083kWh
電力会社 おトク額
HISでんき おトク額:6,996円
あしたでんき おトク額:5,895円
ENEOSでんき おトク額:4,841円
昭和シェル石油の電気 おトク額:4,472円
Looopでんき おトク額:3,860円
楽天でんき おトク額:3,332円
ソフトバンクでんき おトク額:2,616円

表を見ても分かる通り、「HISでんき」がダントツで安くなります。

「ENEOSでんき」や「昭和シェルでんき」はガソリン・軽油が1リッターあたり1円か2円割引されますが、上限があるのでせいぜい1ヶ月あたり200円くらいしか安くなりません。

電話料金が安くなる「ソフトバンクでんき」も1ヶ月あたり200円しか安くならないので、この順位をくつがえすのは難しいですね。

ということで、私のおすすめの新電力会社は「HISでんき」ですね。

電力会社の安くなる選び方

安くなる電力会社の選び方はたったの2ステップだけです。

  1. 過去12ヶ月分の検針票を用意
  2. 各電気会社のホームページで料金をシミュレーション

過去1年間の電気使用量がわかる検針票を用意してください。

電気料金を安くするには、まず現在までの電気料金を把握しましょう。

今までの電気使用量を元に、各電力会社の料金シミュレーションのページでその電気会社に乗り換えたときの電気料金を出します。

契約電力量(アンペア)や使用量によって1kWhごとの従量単価が変わってくるので、今回紹介したランキングの順位が入れ替わる可能性があります。

まとめ:電力会社はどこがおすすめ?

令和2年3月24日現在、日本全国にある登録小売電気事業者の数は646社もあるそうです。

すべての電力会社のシミュレーションをするわけにはいかないですし、正直なところ多大な労力をかけて調べたところで、節約できる金額はせいぜい年間1万円にも届かないというご家庭がほとんどのはずです。

今回紹介した8社は安くなったという口コミの多い会社ばかりです。

このランキングの電力会社から選んでもらえば失敗はないはずですよ。

「もっと多くの会社から一括で見積もりを出して検討したい」という方は、下の電気料金比較サイトを利用してみるのもいいかもしれません。

電気料金一括比較|電気代を賢く節約-でんきの比較インズウェブ

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