エアコンクリーニングはいつするのがベスト?効果は?掃除頻度は?

梅雨に入ると、湿度が高くなってムシムシ。

梅雨前だと日陰に入ればそれなりに涼しくて気持ちよく過ごせたのですが、湿度が高くなってくるとそうはいかなくなってきます。

そこでエアコンとなるわけです。
部屋の中で熱中症になる人も増えているので、ここは積極的に冷房を使っていきたいところ。

ところが、いざ使おうと思ったら、エアコンから変なにおいが・・・。

最近よく聞くエアコンクリーニング
頼んでみたいけど、結構なお値段しますよね?
せっかく業者に高いお金を払って依頼するのであれば、最も効果的な時期掃除の頻度、どれくらいの効果があるものなのかを知っておきたいところ。

エアコンクリーニングのプロとして、そんな疑問にお答えしていきたいと思います。

エアコンクリーニングはいつするのがベストなの?

エアコンクリーニングの最適な時期はズバリ冷房を使い始める前です。
だいたい梅雨の時期から冷房を使い始める方が多いと思いますので、5月から6月頃と言ったところが最適な時期。

エアコンが汚れる(=カビが繁殖する)のは冷房を使った時だけです。
暖房を使ってもカビは繁殖しません。
だたし、最近の高気密住宅に住んでいて、加湿器で常に湿度を高くしているような場合は例外ですが。

暖房運転でも、部屋の中のホコリをエアコンの室内機の中に吸い込みますから、”ホコリがたまる”という意味では汚れるのですが、これは健康面では特に問題はありません。
ただし、このホコリはカビのエサとなるので、「暖房も使っているよ」という方は冷房使用時のカビも生えやすい環境だという事はおぼえておいたほうが賢明。

エアコンを使おうと、いざリモコンのスイッチを入れてみると、なんだか臭い。

そんな経験はないですか?

それ、エアコンの中にカビが大繁殖している証拠です!
その臭いの正体はカビ臭

つまり、エアコンの中にカビが発生していて、その胞子がエアコンの風に乗って部屋中にまき散らされているのです。
そして、その臭いを嗅いだという事は、あなたの鼻にそのカビの胞子が入り込んだという事に他ならないんです!

考えただけでゾッとしてしまいます。

更に、鼻毛や鼻の粘膜で捉えきれなかったカビの胞子は、さらに体内へと侵入していき、気管支や肺にまで到達していることでしょう。

実際に、私のお客さんにはぜんそく持ちの方や、家族にぜんそく持ちの方がいる人もいて、「前回エアコンを掃除してもらったら、せき込むことがほとんど無くなったから、またお願いしたい。」という電話がかかってきたりします。

臭いがするのは最初だけだから安心?

たまに「クサイのはエアコンのスイッチを入れた最初のうちだけだから、まだいいと思うんだけど・・・」という人がいます。
エアコンをつけてしばらくすると臭わなくなる、というのですが。

これはどういう事かというと、停止中はカビがエアコンの中に充満していて、吹き出し口は風向ルーバーで閉じられているので、カビが外に出られない状態。
そして、エアコンのスイッチがオンになった瞬間、フタをしていた風向ルーバーが解放され、高濃度のカビの胞子が一気に吹き出し口から放出されているわけです!
最初があまりにも高濃度でクサイので、その後の微量な(最初に比べれば微量という意味)カビの臭いが気にならない、というだけなんですね。

どうして冷房の時だけカビが繁殖するの?

改めてエアコンの仕組みについては別途解説しますので、ここではわかりやすく簡単に説明します。

エアコンの室内機の中にある”熱交換器”といわれる網状になっている部品を冷やして、その網状の隙間に風を通すことで空気を冷やします。

空気の中には水蒸気(湿気)が含まれているのですが、これが冷やされることで水になりますよね。
ちょうどコップに冷たい水を入れた時に、コップの外側に水滴がつくのと同じ状況です。
これと同じ原理でエアコンの中で水ができるんです。

部屋の空気を冷やせば冷やすほど、どんどん水が出てくるのですが、熱交換器からしたたり落ちた水は、一旦エアコン室内機の中にあるツユ受け(ドレンパン)に溜まります。
そしてツユ受け(ドレンパン)に繋がっているドレン(排水)ホースを通って屋外に排出されているのです。

エアコンが吸い込む空気は、当然部屋の中のホコリや、雑菌なども一緒に吸い込んでいます。
熱交換器やツユ受けについた水は、自然にまかせてしたたって、自然にまかせてゆっくり外に流れ出ています。

冷房を止めても、エアコンの中にある水はすぐには蒸発しません
まわりが囲まれているエアコンの室内機の中で、ずーっととどまっています。
留まった水は、1日や2日どころではなかなか乾かないもの。
そして、乾く間もなく、また冷房をかけるという事が繰り返されることになります。

冷房を切った室内はすぐに気温が上がりますよね?
特に昼間は顕著です。
しかも、エアコンの設置場所は天井近くの高い位置。
真っ先に温度が上がります。
こうしてカビの大繁殖場高温多湿のカビの楽園が出来上がるのです。

対して暖房運転は、部屋全体を温めるドライヤーみたいなものですから、エアコン内部はカラッカラで乾燥しているのでカビは生えません。

これが、冷房の時だけカビが生えるという理由です。

もしご自宅のエアコンにお掃除機能や内部クリーンがついているから安心、と思っているなら要注意! 内部クリーンとお掃除機機能について書いた記事を参考にしてみてください。
エアコンの内部クリーンてなに?お掃除機能とは何が違うのか?

エアコンクリーニングの効果は?

今まで書いてきたように、エアコンクリーニングのもっとも重要な効果の一つは、カビなどの体に害のある汚れを取り除けること。

そして、もう一つ大きな効果は、やはり冷房の効きがよくなること
冷房の効きがよくなることで、設定温度を高くすることが出来るので、それだけエアコンの負荷が少なくなって、電気代も抑えることが出来ます。

必ずフィルターの掃除はこまめにすること!
これはよく耳にすることがあると思いますけど、フィルターの掃除はこまめに行う必要があります。
いくら年に一度、冷房を使い始める前に業者さんに掃除してもらっても、フィルターが詰まっていては効果半減。

空気の吸い込みを妨げていしまうことで電気代もかかるし、ホコリびっしりのフィルターが中の水分の蒸発を妨げて、カビの発生を促進してしまいます。

エアコンクリーニングの頻度は?エアコン掃除が必要かどうかの判断基準は?

エアコンがまだ新品だったり、エアコンクリーニングを業者に依頼したばかり、という場合はいつごろ次のエアコンクリーニングをしたらいいのでしょうか?

実は今まで書いた、「カビ臭い」や「冷房の効きが悪い」と言う症状が出てくるのは、かなり汚れ(=カビ)が酷くなってしまった末期症状だったります。

カビ臭さは注意していれば判断材料にはなりますが、それだけだと個人差もあるので悩むところ。

そこで、目視による判断をおすすめしたいと思います。

どこを見るかというと、エアコンの吹き出し口、そして、そこから覗いた時に奥のほうにある回転ファン

ところが、エアコンは停止ボタンを押すと、吹き出し口にある風向ルーバーが閉じてしまって、中を見ることが出来ません。

そこで、手で強制的に風向ルーバーを開けてやります。
風向ルーバーを手で開けるときは、ゆっくり開けるようにしてください。
ほとんどのエアコンの風向ルーバーはプラスチックでできているので、乱暴に扱うと割れてしまう事があります。
とは言え、そうそう壊れるものではないので、必要以上に恐れることはありませんけどね。

風向ルーバーを開けた吹き出し口の奥のところに黒い点々が見える場合、それは間違いなくカビです。
吹き出し口の中が、黒やグレーといった暗い色でわかりにくい場合は、綿棒や指を入れて少しこすってみるといいでしょう。
真っ黒なものがついてきたら、それもカビだと思ってもらって間違いないです。

更に奥にある、送風ファンの羽根の部分がモココモしていたら、それもカビのモコモコです。

後は個人の判断です。
そのカビが「たいしたことない」と思うのか、「こりゃ大変だ」と思うのか。

エアコンクリーニングの頻度・間隔

よく「エアコンクリーニングの頻度は何年ごとにやればいいですか?」とか「エアコンクリーニングは何年の間隔で依頼すればいいですか?」と聞かれます。
この仕事をしていて、最も多い質問かもしれません。

いつもお答えするのは
「エアコンクリーニングの頻度は期間ではなくて、使用環境使用頻度によって違ってきます」という事です。

お客さんの希望している答えは「何年に一度」といったわかりやすい答えだと思うのですが、全く明確な答えはありません

実際に、設置してから10年以上経っているエアコンても、たまにしか使わないものは、エアコンクリーニング時に中から出てくる排水はとてもきれいです。
逆に、1年前に購入した新しいエアコンでも、エアコンクリーニングの際にドロドロの汚水が中から出てくることがあります。

後者は、家族の人数が多い在宅時間が長い(冷房をかけている時間が長い)人が集まるリビングなどに設置されている、などの使用環境の場合が多いです。

こういった場合も、吹き出し口のカビ汚れを目視することで、ある程度エアコンの掃除時期が判断が出来ると思います。

 
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が参考になると嬉しいです。

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