エアコン分解洗浄の価格の違いと掃除内容の違いは?ダスキンやおそうじ本舗と他の業者の違いは?

エアコンクリーニングを業者に頼もうとすると、必ず目にするのが「ダスキン」や「おそうじ本舗」といった会社名。
いわゆる”大手”と言われるところです。

私はプロフィールにも書いている通り、約10年程「おそうじ本舗」のフランチャイズ店オーナーとして営業していました。
私が加盟した当初は、今のようにテレビCMなどはやっておらず、「おそうじ本舗」の知名度は全くないに等しい状況。
ただ、タレントの柴田理恵さんは当時からイメージキャラクターとして起用されていました。

柴田理恵さんがおそうじ本舗の制服を着て写っているパンフレットを手に、それだけを頼りに店舗や事務所などのお掃除の営業回りをしていたのをよく覚えています。

最近では、コンビニなんかでフランチャイズという営業形態が知られていますが、「ダスキン」も「おそうじ本舗」も同様のフランチャイズ経営。

なぜこんなことを説明するのかというと、これを知っているといないとでは、エアコンの掃除を注文する際の見積もり金額に大きな差が出てくることがあるからです。
逆に言うと、フランチャイズの構造を理解することで、安くお値打ちにエアコンクリーニングを依頼することが出来る場合があるのです。

お掃除業界大手や他の中小お掃除会社から個人のお掃除業者まで、プロのエアコンクリーニング業者の目から見た、価格と作業の関係や、ちょっと得する賢い注文方法なども合わせてご紹介していきたいと思います。

お得に頼むコツについても書いた記事がありますので参考にしてください。
⇒「エアコンクリーニング業者は「ダスキン」か「おそうじ本舗」か?選び方とお得な時期は?

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エアコン清掃を大手に頼むことのメリットとデメリット

ハウスクリーニングの大手としてもっとも知名度の高い「ダスキン」も「おそうじ本舗」もフランチャイズという形態をとっているので、ここでは大手=フランチャイズとしてお話を進めます。

ハウスクリーニングに限らず、フランチャイズの基本的な考え方は「全国どこでも同じ品質のサービス・商品を同じ価格で提供することが出来るというものです。
したがって、これが大手へ依頼する一番のメリットとなります。

フランチャイズと言えばコンビニなんかが真っ先に思い浮かぶと思いますが、飲食店関係に多い営業形態ですよね。
マクドナルド、吉野家、びっくりドンキー、ケンタッキーなど数え上げたらキリが無いくらい。

当然「ダスキン」も「おそうじ本舗」もフランチャイズですので、全国どこでも同じお掃除を同じ価格で提供してくれます。あくまで建前ですが・・・。

ですので、転勤が多かったりする方は、引っ越し先でもいちから業者を選び直す必要が無く、近くの店舗を選んで電話するだけでいいので、かなり労力を減らすことが出来るのがメリットです。
業者選びって、ちゃんとしたところを選ぼうと思うと結構骨が折れますからね。

他のメリットとしては、やはり何か問題が発生した時に、文句を言いやすいという事でしょうか。
フランチャイズですので、必ずフランチャイズ加盟店を統括する本部があります。
気に入らないことがあれば、とりあえず本部に連絡すれば対応してもらえます。

理不尽なことや感情的なことを言っても、フランチャイズ本部は無視するわけにはいかないので、とりあえずは対応してくれます。

フランチャイズ加盟店側の立場としては、ちゃんと対応しないと何かしらのペナルティを受ける可能性があるので、言いがかり的な苦情にも対応しなければなりません。
具体的なペナルティとしては、本部へお掃除の依頼の電話をしてきたお客さんを回してもらえなくなるとか、本部に呼ばれて研修的なものを受けなくてはいけなくなるなどです。
といっても、後者は繰り返し異なるお客から同一加盟店へのクレームが入る場合だけですが。

大手に頼むことのデメリットとしては、そもそものサービス内容のレベルが低いという事です。
特に「おそうじ本舗」の店舗についていえることなのですが、「おそうじ本舗」の加盟店はオーナー一人で経営しているところがほとんどです。
なかには夫婦二人だったり、パートアルバイトを2,3人雇っているところもありますが、割合的には非常に稀です。

“掃除なら簡単そうだから”、という理由で「おそうじ本舗」加盟店になった、という人も非常に多いので、機械関係が苦手、もしくは全く駄目という人も結構いるのです。

先ほど書いたように、フランチャイズはどこに頼んでも同一のサービスを提供出来ることが原則なので、作業手順や作業内容などもマニュアルで決められています。
ところが、エアコンは細かい仕様違いなんかも入れると、何百種類もあるので、全てをマニュアルにすることなんて到底無理

そうなると、当然現場での臨機応変な対応が求められるわけですが、機械が苦手な人にはこれが出来ません
正直、なんでも分解したくなる質(たち)の私から見ると、なんでこんなことができない?と思ってしまう事も多いくらい。

エアコンクリーニングをする際は、まず外装カバーや風向ルーバーを外して、フィルター掃除ユニットを外したあと、水や洗剤がかかってはまずい箇所にビニール(マスカ―テープ)、洗浄カバーなどを使って養生をします。
ここでやっとエアコンを洗浄することが出来る状態になります。

ところが、機械が苦手な人は「元に戻せなくなる」という恐怖があるようで、ちょっと複雑だったりわからなかったりすると、取り外すべき部品やフィルター掃除ユニット全体、ひどい場合は外装カバーまで取り外さずに洗浄をしたりします。
お客さんに素直に話せばまだいいのですが、そうすると料金を下げないといけなくなってしまうので、お客さんには内緒でやってしまう店舗が多いのです。

エアコンの外装カバーやフィルターお掃除ユニットを外さないとどうなるか

洗浄の邪魔になるものを取り外さないことは、故障や洗浄不足によるカビやにおいの原因を誘発します。

エアコン洗浄は高圧洗浄機を使用して行います。

エアコン洗浄は熱交換器と言われる部品と、送風ファン及び吹き出し口を綺麗にするのが主な目的。
これを覆ってしまっている外装カバーやお掃除ユニットなどを取り外さないとどんな不具合が予想されると思いますか?

使用する高圧洗浄機という機械は、その名の通り高圧で水(洗剤)を吹き付けてその圧力で汚れを落とすというものです。
高圧で水を噴射すると、当然しぶきが飛びます。
余計な部品が邪魔をしていると、その部品に当たって飛び散るしぶきが増えることになります。

フィルターお掃除ユニット自体、いくつものモーターやスイッチ、センサーなどから構成されているので、それ自体がショートしてしまう恐れがあります。
加えて、部品やカバーを伝って、エアコン本体の制御基板や送風モーター、電装部品に浸水してエアコン自体がショートして動かなくなってしまう恐れも出てきます。

しぶきによる浸水で故障するのを防ぐために、何をするか?
高圧洗浄機の設定圧力を低くして洗浄するのです。
そして、邪魔な部品を避けるように、部品の隙間からゆる~く洗浄するのです。
もちろん部品で隠れてしまっている箇所は洗浄しません。というかできません。

それでも、故障の確率は高くなりますし、洗浄不足も発生します。
中途半端な洗浄は、それまでしていなかった新たな悪臭を生み出したりします。
何一つ良いことは無いという事がご理解いただけたでしょうか。

ダスキンのエアコン清掃は安心か?

“特に「おそうじ本舗」”という書き方をしましたが、「ダスキン」もフランチャイズである以上、良くも悪くもマニュアル化できることまでしかしません。
ダスキン」は「おそうじ本舗」と違って、店舗を運営しているのが会社です。個人ではありません。

じゃあ、法人経営だから作業がしっかりしているのかというと、そう簡単ではないのです。

おそうじ本舗」なら機械系が得意だったり、こだわりのある人の店舗であれば、そこに頼めばいつもその人が作業してくれます。
ところが、法人経営の「ダスキン」であれば、作業に来るのはまずアルバイトかパートです。
アルバイトやパートであれば、ほぼ確実にマニュアル以上の事はしませんし、面倒なことやリスクのあることは、マニュアルに載っていても省いてしまうでしょう。

フィルターお掃除機能付エアコンを例に挙げてみます。

フィルターお掃除ユニットを取り外しますが、このフィルターお掃除ユニットは、メーカーによってフィルターのお掃除方法が各社違います。
このフィルターお掃除ユニットはホコリ詰まりによって、不具合が発生していることが非常に多いのです。
酷いものになると、モーターが焼けて動かなくなっているものもあります。
当然、フィルターのお掃除機能は正常に働かなくなっていて、フィルターはホコリだらけ。

でも、マニュアルにはこのお掃除ユニットを分解して、中のホコリを取り除くことまでは指示されていません。
エアコンクリーニングの範囲は、熱交換器やファン、吹き出し口のカビやホコリを取り除くまでなのです。
ちなみに、私のエアコンクリーニング作業では、このユニットの分解とホコリの除去までしています。

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中小のエアコンクリーニング業者や個人業者はどうなの?

ダスキン」や「おそうじ本舗」などの大手もあれば、個人で運営している業者もあります。
そして、その中間の規模の業者で、会社として運営している業者もあります。

個人業者と中小クリーニング会社については、正直レベルの差がありすぎて、ひとくくりに表現することはできません。

個人でやっている人の中には、全くの我流の好ましくない作業をしているところも少なくありません。
私が聞いた酷い話では、電源を入たままスイッチをオンにして、ファンが回っている状態で洗剤や水をかけて洗浄するといったことをする業者がいるとのこと。
正直これは論外だと思います。
そこまでいかなくとも、非常に雑な作業をする業者から、機械いじりが好きで非常に知識も豊富な上、丁寧な作業をする業者までいるのが個人業者の特徴ではないでしょうか。

中小クリーニング業者の中には、空調設備の工事やメンテナンスまでやっている空調専門の業者と、ハウスクリーニングの業者でメニューの一つとして行っている業者とがあります。

空調設備の工事までする業者のなかには、室内機を壁から取り外しての作業を勧めるところもありますが、はっきり言って高額です。
予算に余裕があるのならいいですが、そんなことに高いお金を払うなら、エアコンクリーニングの頻度を多くしたほうが、絶対にコストパフォーマンスは高いです。
確かに、修理なども行っている業者であれば故障時の対応も心配ないでしょうが、彼らは高額な業務用エアコンのクリーニングをメインで請け負っていることが多いので、実は一般家庭でのルームエアコンの洗浄は苦手としていることが多かったりします。

請負金額が安い・気を遣う(細かいお客が多い、物が多くて狭い)・業務用より部品が細かい上に多い、というのが理由だそうです。

気になるエアコンクリーニングの価格ですが、高い順に並べると
中小空調設備業者 > 大手フランチャイズ > 中小ハウスクリーニング業者 > 個人
といったところでしょうか。

エアコンクリーニングを頼まないほうがいい業者ってあるの?

わたしがお勧めしない業者は”何でも屋”です。
廃品回収からハウスクリーニング全般、そのほかいろいろな雑用を引き受ける、いわゆる”便利屋”です。
悪いことは言わないので、この手の業者だけは避けたほうがいいというのが、わたしの経験上いえることです。
“餅は餅屋”といいますが、あまり手広くやりすぎていると知識や技術習熟度が足りなくなるのは当然のことですので。

しかも、彼らの仕事で一番多いのは「廃品処分」「粗大ごみ処分」というのが実情です。
捨てるものなので当然扱いも雑です。
普段物を雑に扱っているのに、掃除のときだけ丁寧に扱うなんて、かえって難しいもんです。

どこに頼めば正解という事はなくて、あたりの業者を探して気に入ったところに依頼するしかないでしょう。
そのためには、いざ依頼してエアコンクリーニングをしてもらうとなったら、作業風景を観察しておくという事をお勧めします。
掃除してもらっても、必ず汚れてまたお願いする機会があるはずなので。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が参考になると嬉しいです。

コメント

  1. あやこ より:

    こんにちは。

    エアコンクリーニングのお話、
    とても参考になります!

    けんさんにクリーニングをお願いしたいと思ったのですが、個人のお仕事を引き受けて頂いたり出来るのでしょうか?

    場所は、千葉県船橋市で、
    エアコンは、お掃除機能無しのものが
    2台です。

    お時間のあるときにでもお返事頂けますと嬉しいです。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    • けん より:

      コメントありがとうございます。
      ごめんなさい、わたしは関東在住ではないのでお受けできないです。
      このブログからのご依頼自体お受けしたこともないんです。
      一応匿名ブログですし、そのほうが正しいと思っていることを素直に書けるので。
      良い業者さんに出会えるといいですね。

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